明るくかわいい料理写真のつくりかた:あいりおーさんインタビュー【後編】

明るくかわいい料理写真のつくりかた:あいりおーさんインタビュー【後編】
Instagramでお料理フォト&動画を楽しむ「クッキングラマー」の皆さんのインタビュー。記念すべき第1回は、まるで絵本の中から飛び出してきたようなかわいいパンやスイーツを中心とした素敵なお写真と、明るくポジティブなお人柄が伝わるキャプションで大人気のクッキングラム スペシャル・アンバサダー、あいりおーさん♪
前編では、あいりおーさんが「Instagramをはじめたきっかけや、どのようにフォロワー数が増えていったか、Instagramをはじめてよかったこと等について語ってくださいました。後篇では、あいりおーさんが実際どのように撮影をしていらっしゃるか、詳しく教えていただきます!
フーディストノート
フーディストノート
2016/11/27
2021/12/14
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前編はコチラから↓
http://www.recipe-blog.jp/antenna/104948

失敗気味のパンやお菓子もそれはそれで楽しんじゃう(笑)。思いがけないアイデアが生まれることも

あいりおーさんの明るくかわいいお写真のファンは本当に多いですね。一体どんな風に撮っていらっしゃるのですか?

投稿は夜にすることが多いのですが、撮影自体は実はいつも午前中かお昼頃にしています。自然光の方がお菓子やパンが綺麗に撮れるからです。電気の明るさが不自然になってしまう気がするので夜間は撮らないですね。

カメラは、CANONのEOS Kiss X5という、初心者の人でも扱いやすいデジタル一眼レフカメラを使っています。レンズも同じCANONの単焦点レンズを使っていて、私は主にお菓子やパンをUPしているので、接写できて、標準レンズよりも背景のボケ感があり、被写体が際立って見える点が気に入っています。

独特の雰囲気も素敵ですが、画像加工アプリなどは使っていらっしゃいますか?

よく聞かれるのですが、実はスマホの画像加工アプリなどは使っていないんです。

撮影する際にカメラの設定の中で、お菓子なら明るくかわいい感じになるようにコントラストを控えめにして、彩度を上げています。逆にカッコイイハードパンは明るさをおさえて、コントラストをあげてシャープに見えるようにしています。

それでもどうしても納得いかないときだけ、パソコンに取りこんで、明るさや彩度などを調整することもありますね。

スイーツやパン、ワンプレートなど、あいりおーさんの作品はどれも、ひとつひとつ、とても大切に撮られているように感じます。しいて言うなら、一番お好きなのは何でしょう?

やっぱりダントツでお菓子が大好き!

マカロンやちょっと凝った感じのムースやタルトなど、難しいけどできた喜びがあるお菓子が特に好きです。手間暇かけた子(スイーツ)は撮るのもかわいくて仕方ありません。

スタイリングはどんな風に作っていらっしゃるのですか?

全体的に、かわいい、明るい、ふんわりした感じが好きで、スタイリングもそういった雰囲気にすることが多いですね。

撮影の小道具でよく使うのは造花やかわいい器やケーキスタンドなどです。背景は白かピンクを使うとそれだけでかわいいです(笑)。

実はこのマカロンの写真の背景のボードは私がベニヤ板に白ペンキをラフに塗って、彫刻刀で筋を掘って作っています。

この白いテーブルも素敵だなーといつも思っていたのですが…なんと、あいりおーさんの手作りだったのですね…そういった小物はもちろん、器使いもとても素敵なのですが、特にお気に入りのものはありますか?

ストーンプレートや、作家さんの器を愛用していて、特に大好きな和食器の作家さんは、金成潤子さんと岡崎順子さんです。ほっこりとした温かみのある土ものの器が、和食はもちろん、パンのブランチにも使い勝手がいいんです。

ワンプレートでよく使うのは「JOICE ON THE TABLE」というところのもの。25cmというサイズ感がワンプレートにぴったりなのと、豊富なカラーとモンドリアンという柄が可愛くて気に入っています。ストーンプレートは作家さんではありませんがオールマイティーに活躍してくれます。

たくさんのお写真の中でも、あいりおーさんのお写真はすぐに「あ、あいりおーさんだ!」とわかる気がします。そんな、あいりおーさんらしいスタイリングのポイントはなんでしょう?

他のInstagrammerさんの写真から刺激をもらうことも多いのですが、全くのマネではなく、食材の色をたくさん使ってテーブルや器の中が明るくなるよう、私らしく「カラフル」な印象になるように気をつけています。

どうしても色がない場合でも、どこかにグリーンだけでも入るようにしていますね。グリーンがあるとかなり印象がUPします。

例えばこの写真でいうと、アスパラ、目玉焼きにかかったパセリ、サンドイッチの中のアボカドなどです。この緑がもしなかったらきっとさみしい印象になると思います。

あいりおーさんの“得意技”は?

失敗気味のパンやお菓子をデコレーションでごまかすこと(笑)。アイシングクッキーに穴があいてしまったら、そこにお花をつけてみたり、バゲットの形が不細工だったらカットして断面の方を見せるようにしたり…ちょっと失敗しちゃったかな?と思っても、それはそれで楽しんでみることで、自分では思ってもみなかったようなアイデアが生まれることもありますよ。

お料理を作る上で心がけていることや、必ずすることはありますか?

お料理を作るときに一番心がけているのは、「丁寧に心を込めて作ること」です。そして、必ずメモを取りながら作ります。この時のこれがおいしかった、ダメだったというのはレシピメモがあれば、次に生かせるからです。普段からレシピ作成を行うことが多く、こんなクセがつきました。

あとは、料理なら赤、緑、黄色など食材の色をたくさん使うように心がけています。スタイリングという意味でだけでなく、実際に食べる時にも見た目はとても大切だと感じているからです。

* * *

ただかわいいだけでなく、しっかりと芯のようなものや、明るくポジティブなエネルギーが感じられるあいりおーさんのお写真。今回お話をお伺いしてみて、ひとつひとつの作品に愛情を注ぎ、丁寧に向き合う素敵なお人柄が、そのまま写真を通じてこちらに伝わってきていたのだなと感じました。

心からクッキングラマーライフを堪能していらっしゃる様子のあいりおーさん。ますますのご活躍に目が離せません。あいりおーさん、たくさんのお話、ありがとうございました!

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