チェルシー・バンズ【Chelsea Buns】

チェルシー・バンズ【Chelsea Buns】
  1. 7
    おいしそう!

料理紹介

スパイスとドライフツーツが効いた、お茶菓子用のパン。
できたてが一番おいしいと思うので、冷めたら、アルミホイルなどでくるんで、オーブントースターで温めてどうぞ。

チェルシー・バンズはその名の通り、
18世紀、ロンドンのチェルシー、Grosvenor Rowにあった店、チェルシー・バンズ・ハウスの名物。
ジョージ2世、3世、4世とこのパンを楽しんだようです。

★材料

(5人以上分)

  • 強力粉

    225g

  • インスタント・ドライイースト

    大さじ1/4

  • 小さじ1/2

  • 三温糖

    大さじ1

  • バター

    25g

  • 1個

  • 牛乳

    100ml

  • ハチミツ

    適量

  • *バター

    40g

  • *三温糖

    40g

  • *ドライフルーツ(レーズン、サルタナ、カランツ、ミックルピールなど合わせて)

    75g

  • *シナモン

    小さじ1/4

  • *ナツメグ

    小さじ1/4

★作り方

(1時間以上)

  1. 1.

    大きいボウルにバターを塗っておく。
    *のフィリング用のバターを室温においておく。

  2. 2.

    強力粉と塩を合わせてふるう。インスタント・ドライイーストと三温糖を混ぜる。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。卵をときほぐす。牛乳は人肌程度に温める。

  3. 3.

    フードプロセッサーに1の粉類とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
    ※フードプロセッサーが小さい場合は、適度な量の粉類とバターを回し、その後でフードプロセッサーに入らなかった粉類と合わせる。

  4. 4.

    2をボウルにあけ、1のインスタント・ドライイーストと三温糖を合わせたものを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
    くぼみに1のときほぐした卵、温めた牛乳を入れる。

  5. 5.

    生地をこねる。最初はべたべたするが、だんだんまとまってくる。
    ※このとき、生地が乾き気味であれば、人肌程度に温めた牛乳を少し(大さじ2)加える。

  6. 6.

    生地がボウルにくっつかなくなったら、作業台に強力粉をふるい、そこに取り出す。
    弾力が出てきて、なめらかになるまで、5〜10分こねる。

  7. 7.

    指で押してしっかり戻るようになったら、バターを塗っておいたボウルに移し、軽くラップをして、暖かい場所で約1時間、生地が約2.5倍になるまで発酵させる。

  8. 8.

    ケーキ型にバターを塗る。

  9. 9.

    *のシナモンとナツメグを合わせる。

  10. 10.

    作業台に小麦粉をふるい、そこに7の生地を取り出し、ひとこね(ガス抜き)する。

  11. 11.

    めん棒で25×30cm程度(A4よりやや大きめ)の長方形にのばす。

  12. 12.

    1の室温でやわらかくしたバターを広げ、*の三温糖と9のスパイス(シナモンとナツメグ)を広げる。
    巻き終わりを少し残し、*のドライフルーツを一面に散らす。

  13. 13.

    生地を巻く。
    ※巻き終わりを下にすると、後の作業がやりやすい。
    生地を8等分にカットする。
    ※最初半分、次いでその半分、またその半分と切ると等分に切れる。

  14. 14.

    8のケーキ型に、13のカットした生地を入れる。カットした面を上にし、周辺に7個おき、最後に真ん中に1個おく。
    ※なるべく均等に間をあける。そのために、周辺の7個をおくときに、まず1個、次に少し間をおいて1個、その2個の間から直径をのばす形で対面に1個、そうしてそれぞれの間に2個ずつおくときれいに並ぶ。

  15. 15.

    軽くラップをして、暖かい場所で約10〜15分、生地が約2倍になるまで発酵させる。

  16. 16.

    オーブンを200℃に温める。

  17. 17.

    15の生地が膨らんだらラップをとり、200℃のオーブンで約30分、表面に焼き色がつくまで焼く。

  18. 18.

    焼き上がったら、熱いうちに表面にハチミツを塗る。

  19. 19.

    粗熱がとれたら型から外し、網の上で冷ます。

★ワンポイントアドバイス

一辺20cmの角型で作ってもよし。
その場合は、16の時点で生地を9等分します。
その際、まず8等分よりやや短めに1つ切り分け、それから半分、半分と8等分するとよいでしょう。

仕上げにハチミツを塗りますが、ゴールデンシロップ、アプリコットジャムやアイシングを使ってもよいでしょう。

りこりすさん

りこりすさん

イギリス菓子&料理研究家 食の編集者/ライター、フードコーディネーター“りこりす”がお届けするブログです。 イギリスには住んでいたこともあり、お菓子をはじめイギリスの食のとりこになり、現地に料理コースに通ったことも。 FBページ「イギリス菓子の会」主宰