おいしい食べ方や上手な保存方法は?生で食べられる?今さら聞けない「オクラ」の基本のき

おいしい食べ方や上手な保存方法は?生で食べられる?今さら聞けない「オクラ」の基本のき
ネバネバした食感と独特の歯ごたえが魅力のオクラ。和え物や肉巻きなど、加熱してから食べることが多いですよね。でも、じつはオクラは生でもおいしく食べられるんです!今回は、意外と知らないオクラの生食に関するお話。オクラ料理がもっとおいしくなるチョイ技や保存方法も合わせてお伝えしますよ♪
Kayoko*
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2020/06/28
2023/07/21
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うぶ毛の生え方にも注目!生でもおいしいオクラの選び方

オクラ

鮮度のいいオクラは生食向き

火を通して食べることの多いオクラですが、鮮度がよく、やわらかいものなら生でもおいしく食べることができます。収穫から時間が経過したものや、成長し過ぎたものはかたくなり食感が落ちがちなので、大きすぎないものを選んでくださいね。

大きさの目安は、直径1cm。それ以上に成長したものは加熱してやわらかくしてから食べるといいでしょう。

うぶ毛は全体にすき間なく!

オクラの表面にあるうぶ毛も、鮮度を見極める目安になります。うぶ毛が全体にすき間なく生えているものがフレッシュな証拠。また、黒ずんでいたり、ヘタの切り口が変色していないこと、みずみずしいかどうかもポイントです。加熱調理用に買うときにもチェックしておきたいですね。

おいしさアップ!オクラの下処理をマスターしよう♪

オクラ

オクラを食べるときにぜひやっておきたい基本の下処理。ほんのひと手間かけるだけで食感がよくなり、さらにおいしくいただけますよ。生食だけでなく、加熱して食べるときにも使えるので、覚えておきましょう。

ヘタ・ガクの処理

オクラは、料理に使うメインの「実」、先端の「ヘタ」、実とヘタのつなぎ目にある「ガク」からなっています。まず、ヘタの部分はかたいため包丁で切り落としてください。ガクは少しとがっているので、包丁でくるりと一周するように浅くむいておきましょう。

うぶ毛の処理

オクラの表面に生えているうぶ毛を取り除いておくと、口当たりがよくなり、色鮮やかになります。取り除き方は簡単。オクラに塩をまぶして、指や手のひらででこすり合わせればOKです。オクラに下味を付けられるメリットもありますよ。

まな板の上にオクラをのせて、うぶ毛を処理する方法。塩をまぶして手のひらで転がすと、うぶ毛が取れて表面がなめらかに。これは「板ずり」とよばれ、一度にたくさん処理するときにもおすすめです。

他にも、オクラが入っているネットを使ってうぶ毛を取る方法もありますよ。ネットの上部に付いている紙などを取り、水道水に当てて手のひらでこすりながら洗うだけなのでとってもお手軽。ネットが塩の代わりになってくれるので、塩をまぶす必要はありません。

シャキシャキ食感を楽しむ♪オクラの生食レシピ6選

新鮮で小ぶりなオクラが手に入ったら、ぜひ生のままでいただきましょう。カットして調味料や他の食材と和えるだけなので、かんたんですよ。あと一品ほしいときやお酒のおつまみにもピッタリです。

生オクラのオイルソルト和え

板ずりしてうぶ毛を取ったオクラをできるだけ薄くスライスしてからこめ油と岩塩、ブラックペッパーで和えるだけ。たったこれだけなのにこめ油のコクのおかげでおいしく食べられます。

生オクラの明太子和え

こちらのレシピでもできるだけ薄くスライスして歯ごたえを楽しめるようにしています。明太子のプチプチとした食感と旨味が合わさって、お酒がすすむおつまみになりますよ。

生オクラの水和え

オクラを水に浸けて一日置くと粘り気が出て、食べたことのない食感が味わえるそうですよ。暑さで食欲のないときにもするすると食べることができるので、のど越しのよいものが食べたいときにぜひお試しください。

はんぺんとオクラのオカカ和え

一口サイズに切ったオクラとはんぺんを、かつおぶしとしょうゆで和えるだけ。仕上げに刻みねぎを散らせば完成です。フワフワとシャキシャキの食感がたまりません!

オクラの即席やみつきキムチ

乱切りにした生のオクラを使ったキムチ風。調味料をもみ込んで、1時間ほど冷蔵庫で寝かせればOKです。一味唐辛子の辛みが後を引きますよ。

オクラのマヨサラダ

カニカマの旨みとコーンの甘みが、オクラのほんのり感じる青ぐささをマイルドにしてくれます。マヨネーズで和えるだけなのでお手軽です。青のりも加えて、風味アップ♪

電子レンジもOK!オクラの上手な加熱方法は?

生のシャキッとした食感もいいですが、熱を通したやわらかいオクラもおいしいですよね。ここでは、オクラのゆで方とレンジでの加熱の仕方についておさらいしていきます。

ゆでて熱を通す

オクラを下処理したあと、沸騰したお湯に入れて1~2分ほどサッとゆでてください。ゆで上がったら冷水にとり、すぐザルにあげておきます。もう少し長めにゆでると、オクラのトロトロ感が際立ちます。

電子レンジで熱を通す

オクラはレンジでも加熱できます。耐熱皿にオクラを入れ、ふんわりとラップをして40秒ほどレンチンすればOK。まだかたいときは、10秒ずつ追加して様子をみましょう。ゆでるよりも歯ごたえのある仕上がりになりますよ。
加熱中の破裂を防ぐため、電子レンジに入れる前に半分にカットしておきましょう。

熱を通してからオクラを調理したい場合はご紹介したゆでる・レンジ加熱するという方法がおすすめですが、そうでない場合は直接フライパンに入れて炒めたり煮たりしても大丈夫です。メニューに合わせて調理法を選ぶようにしてくださいね。

調理法いろいろ!オクラの加熱レシピ6選

生でも食べられるオクラですが、加熱して食べればさらにバリエーションが広がります。焼いたり揚げたりすることでまた違った味わいが楽しめるので、オクラがおいしい時期にいろいろな調理法で楽しみ尽くしてくださいね。

オクラの白だし漬け

オクラをかためにさっとゆでて、1:1の白だしと水に浸けるだけ。当日から食べられますが、ひと晩置くと味がしみておいしくなるので、常備菜にするのもおすすめです。

オクラの和風ねぎ塩マリネ

レンジで加熱したオクラをマリネ液に浸ければ完成!オクラが旨味をたっぷり吸ってくれるので、箸が止まらないおいしさになりますよ。

オクラの肉巻き照り焼き

下処理したオクラに豚肉を巻いた肉巻きレシピ。表面に小麦粉をまぶして焼くことで甘辛だれがよくからみ、よりおいしくいただけますよ。

オクラのカレーフリッター

スナック感覚でパクパク食べられるオクラのフリッター。カレー風味の衣でやみつきになること間違いなし!取り合いにならないよう、ぜひ多めに作ってみてくださいね。

オクラのペペロン炒め

オクラは下ゆでせず炒めるのでお手軽!にんにく・赤唐辛子・オリーブオイルでペペロンチーノ風の味付けにしています。おつまみにすればお酒がすすみそうですね。

オクラと厚揚げのカレー煮

生でも食べられるオクラはさっと煮るだけでOK。厚揚げを使っているので、お肉がなくても満足感がありますよ。

冷凍もできる!オクラの保存方法

オクラは低温と乾燥に弱く、傷みやすい野菜。買った翌日にはしんなりしてしまっていた、というのもよくある話です。オクラに適した保存方法を覚えて、少しでも新鮮な状態をキープしてくださいね。

オクラの冷蔵保存

オクラを保存する際は、キッチンペーパーに包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存して早めに使い切りましょう。低温と乾燥に弱いので冷蔵室ではなく野菜室を利用し、オクラをむき出しにしないようにすることがポイントです。

オクラの冷凍保存

オクラは冷凍保存もできます。サッとかためにゆでて水気を取り、密閉袋に入れて冷凍庫へ。小口切りなど食べやすい大きさにカットし、ラップで小分けしておくと便利です。冷凍したオクラは、解凍せずにそのまま使えますよ。

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夏野菜のオクラは、緑黄色野菜でβカロテンたっぷり。他にもカルシウム、ビタミン、食物繊維など栄養価が高く、私たちの体にうれしい野菜の1つです。フレッシュなオクラを選んだら、今回ご紹介した下処理をしっかりして生食にチャレンジ♪シャキシャキとした食感を楽しんでくださいね。

※参考ホームページ
カゴメ「[オクラの生食]下ごしらえと、生オクラを使ったおすすめレシピ」
カゴメ「[オクラの茹で方]おいしい茹で方と、食感を良くする2つのコツ」
ニチレイフーズ「【決定版】オクラのゆで方&ゆで時間ガイド。レンジで40秒が大正解!」
JAグループ「夏・秋の旬野菜/オクラ」
JAきみつ「オクラ ~ネバネバパワーで夏バテ予防~」
AJINOMOTO.Park「オクラの下ごしらえ・ゆで方」
日本気象協会tenki.jp「“okura”のネバネバパワーで夏バテ対策を!」
キューピー「オクラの保存方法」

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