日本ではクリスマスと言えばローストチキン!

ですが、もともと欧米ではクリスマスといえばこれ!というのは
お菓子はあるものの料理はあまり決まっていないようで。

伝統的にはターキーのローストや塊ハムのハニーロースト、
サーモンや白身魚の料理だったりが並ぶようです。
北欧ではトナカイのお肉だったり・・・

日本のクリスマスはアメリカ文化の影響が強いので
まるごとターキーと見た目が似ているチキンになったのかもしれないですね。

クリスマスは冬至すぎで、寒さも厳しくなってくるので
チキンやラムなどの肉は体を温める力が強く薬膳的にもおすすめなんです。

今回はおうちでも作りやすいように、丸鶏ではなく
チキンレッグを使い、薬膳的プラスαをしたローストチキンのレシピをご紹介します。

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<マーマレードチキンロースト 栗入りピラフ添え>

<材料>(2〜4人分)
チキンレッグ:2本

◎マリネ液
みかんマーマレード(オレンジマーマレードでも):大さじ3(50g)
白ワイン:大さじ2
おろし生姜:1/2片分
醤油:大さじ1
塩麹:小さじ2
レモン汁:小さじ2

◎ソース
上記マリネ液全量
玉ねぎ:1/4個
醤油:大さじ1

白ワイン(蒸し焼き用):50cc

◎ピラフ 
米:1.5合
玉ねぎ:1/4個
マッシュルーム:2〜3個
甘栗:10個
パプリカ(赤・黄):1/4こずつ
ピーマン:1個
チキンコンソメ:300cc(キューブや顆粒を箱の通りに溶いたもの)
あればドライタイム:少々
バター:5g


①鶏肉は余分な脂をキッチンバサミで切って取り除く。
 マリネ液を混ぜてポリ袋などに入れ、鶏をマリネして半日以上おく。

②ピラフを作る。
 お米はといでからざるにあげて水気を切る。
 玉ねぎ、パプリカ、ピーマンはみじん切り、
 マッシュルームは縦6等分に切る。

③玉ねぎに塩ひとつまみをまぶし、水気が出てきたらバターを加えて
 弱火でふたをして炒める。

 玉ねぎが透き通ってきたら米を加えてざっと混ぜ、チキンコンソメ、マッシュルーム、
 パプリカ、甘栗、タイムを加えて蓋をして加熱。

 中火から煮立ったら弱火にして10分。
 火を止めてピーマンを加え10分蒸らす。

*炊飯器の場合は米と同時にマッシュルームも加えて炒め、
 炊飯器に移してスープを目盛りまで加え、パプリカ、甘栗を加えて炊く。
 炊き上がりにピーマンを加える。

④フライパンがテフロンならなにもしかず、皮目を下に鶏をならべ、弱火にかける。
 ホイルをかぶせて弱火のまま焼く。出てきた脂はペーパーで拭き取る。

 こんがり焼き色が付いたら裏返し、蒸し焼き用の白ワインを加えてふたをして
 弱火のまま蒸し焼きにする。

 竹串をさして透明な肉汁が出てきたら火が通っています。

④肉を取り出し、フライパンに鶏をマリネしていた液とソース用の玉ねぎのすりおろし、
 醤油を加えてとろりとするまで煮詰める。(中火)


⑤ピラフを盛り付け、チキンを添えてソースもかけてどうぞ!

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パプリカやピーマンがクリスマスカラーなピラフ。

グリーンのピーマンは最初に入れると色が悪くなるので後入れで。

パプリカやピーマン温裏といって、お腹の中からあたためる食材です。
お米や栗も「気」を補う食材なので、
気を消耗しがちな寒い季節にいい組み合わせなのです。

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マーマレード効果で照り照りつやつやなローストチキン。

カラフルなピラフと合わせると、見た目もぐっと豪華に
華やかになります。

マーマレードは味や風味が良いだけでなく、
柑橘類が気を巡らせる効果があるのがポイント。

鶏肉や米、栗など、気を増やす食材を沢山食べると
気の流れが渋滞してしまいがち。

同時に気を巡らせる食材をあわせて、
スムーズに流れるようにしてあげましょう。

気が十分にあって、これがよく流れていると
血行もよくなり、冷えが改善されるとともに、
免疫力もアップ

風邪などをひきにくくなります。

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今年のクリスマスは薬膳風にローストチキン、いかがですか?

<本日の薬膳食材>

   
 鶏肉


 性質:温
 味:甘
 帰経:脾・胃
 分類:補気

(性質などについてはこちらを参照)

疲れやすい、疲れがとれないときに。
消化力が弱く、冷えやすい方に。

今日も見てくださってありがとうございました!
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SAI dining* http://ameblo.jp/fani0912/