ひとつ前の記事でお節は薬膳にもいいよ〜というおはなしでしたが、
お節料理は冬の体にうれしい薬膳料理!?
一緒にプチ薬膳な黒豆レシピもご紹介。

甘さ控えめで香りのよいひと品なので、
黒豆煮豆は甘すぎてちょっと。。。という方にもおすすめです。

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◎つやつや薬膳黒豆

<材料>(作りやすい量)

黒豆(乾):100g(3/4カップくらい)
水:3カップ(豆の量の4倍)
重曹(ベーキングソーダ):ごく少々(小さじ1/10以下)
みりん:大さじ2
はちみつ:大さじ2+適量
醤油:数滴
生姜:スライス4〜5枚分
陳皮(干したみかんの皮):1個分

サビ釘、鉄卵、タルトストーンなど(色を黒く仕上げたい場合)


①分量の水を沸騰させ、重曹を加え、火を止めて黒豆を入れる(ポイント1)
 蓋をしてそのまま1時間ほど置き、戻す。

②サビ釘やタルトストーンを出汁用のパックなどに入れて加え、
 再び弱火で加熱する。(ポイント2)
 ぐらぐら沸騰すると皮が破けやすいので、煮立ったらごく弱火にして
 15分したら火を止め蓋をしたまま冷めるまで置く。

③生姜スライス、陳皮を加えて再び弱火にかけ、ふつふつ5分で火を止め冷ます。

④煮汁がひたひたより多ければ少し取り分け、みりん、はちみつ大さじ2を加えて
 クッキングシートなどで落し蓋をして弱火にかける。
 ふつふつしてから5〜6分煮て醤油を加えて冷ます。

 食べてみて固ければ、また弱火でふつふつするまで加熱、冷ますを好みの固さまで繰り返す。
 この時、煮汁から豆が出るとシワの原因になるので、
 煮汁が少なくなったら取り分けたゆで汁か熱湯を加えて調節します。

⑤冷めたら瓶か保存容器に黒豆を入れ、煮汁を豆の半分まで注ぐ。
 かぶるまではちみつを加えて混ぜ、一日置く。(ポイント3)

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<ポイント1>
黒豆は水に浸しておかなくても、熱湯で戻せば早くふっくら戻ります。
皮も水で戻すよりも熱湯で戻したものの方が割れが少ないです。

鍋は厚手のものが保温性が高いのでおすすめ。

重曹は割り箸の先などで少し取る程度の量でOKです。

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<ポイント2>
黒豆は昔から釘を入れて煮ると、釘の鉄分と
豆のアントシアニンが反応して黒が抜けずに仕上がると言われています。

鉄ならいいので、私はタルトストーンを使いました。

なしでも、色がうす茶色っぽくなるだけで味はあまり変わりません。

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薬膳ポイントで血行をよくして体を温める生姜と陳皮を加えました。

陳皮は干して時間が経ったものの方が効果が高いのですが、
香り付けにはおうちで食べたみかんの皮を数日干したものでも。

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<ポイント3>
オーブンペーパーなどで落し蓋にして
豆が踊ったり空気に触れたりしないようにするのが
つやつやに仕上げるポイントです。

黒豆は茹でる段階から、空気に触れたり、
急に温度が変わったりするとシワになりやすいので、
急ぐからと強火にしたりぐらぐら煮立てるのはNG。

煮汁が減って豆が出てこないようにも注意です。

煮て冷ましてと時間がかかって面倒なようですが、
冷めるのは放置すればいいし、加熱時間も短いので、意外に手間なしですよ!

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好みの柔らかさに煮えた黒豆に、はちみつで浸すのもさっぱりな甘さのポイント。

甘さをもっと控えたければ、ここでの煮汁とはちみつの割合で調整を。
煮汁を多め、はちみつを少なくするほど控えられます。

ここでも豆が浸っているようにだけ、気をつけてくださいね!

今年も1年ありがとうございました!
我が家でも黒豆を食べて、来年もマメに元気に過ごしたいと思います!

↓こちらもよろしくお願いいたします。
SAI*dining

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