イギリスのティーのお菓子の代表格、スコーン。
クローテッドクリームとジャムをたっぷりつけて食べるそのスコーンもいいけれど、甘くなく、お酒のつまみにもなりそうなスコーンを作りたいなと思って、完成させたのが、このチーズ・スコーンです。
あえて、大きさも小さくして、軽くつまめるようにしました。
コース料理のsavoury(甘くない口直し)にもよさそうです。
チーズは、チェダー、できればレッドチェダーがおすすめです。
チェダーの濃厚な味と、まだらに入るオレンジの色味が楽しいです。
チェダーは、今では全世界で作られていますが、イギリスのサマセット州チェダーが原産地。
大きく、農家産と工場産に分けられ、チーズそのものを味わうなら、断然農家産をおすすめしますが、このように加工して使う場合は、工場産で十分かなと思います。
直径4cmのセルクル12個分です。
★材料
(5人以上分)
薄力粉
100g+適量
ベーキングパウダー
小さじ1
塩
小さじ1/4
バター
25g
チェダー(チーズ)
40g
牛乳
75ml+適量
★作り方
(30分~1時間)
1.
天板にクッキングシートを敷いておく。
オーブンを220℃に温めておく。
2.
薄力粉100g、ベーキングパウダーと塩を合わせて、2〜3度ふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。チェダーを細かく砕く。
3.
フードプロセッサーに2の粉類とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
※フードプロセッサーが小さい場合は、適度な量の粉類とバターを回し、その後でフードプロセッサーに入らなかった粉類と合わせる。
4.
3をボウルにあけ、オーツと2のチェダーを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
くぼみに、牛乳75mlを注ぐ。
5.
ナイフでざっくり混ぜたら、手で生地をひとつにまとめる。
6.
作業台とのべ棒に薄力粉をふるい、5の生地を1.5cm程度の厚さにのばす。
直径4cmのセルクルで抜き、スコーンを12つ作り、準備しておいた天板に並べる。
※余った生地はこねすぎないようまとめて、セルクルで抜く。
7.
表面に牛乳を塗り、220℃のオーブンで12分、表面がきつね色になり、よく膨らむまで焼く。
8.
焼き上がったら網の上で冷ます。
チーズはある程度細かくするのがいいのですが、あまり細かくし過ぎるとでこぼこした感じがなくつまらないので、多少の粗さは気にしないぐらいでちょうどいいかなと思います。
目先を変えたパンのような使い方をしてもよく、パテやグリーンサラダ、オムレツなどとプレートに盛り付けてもよし。