野菜のだしで作る煮豆
私の新刊『野菜のだしで作る12ヶ月レシピ』(旭屋出版)ができました。前作の『野菜のだしで作るベジタブルスープ』の続編で、野菜の切れ端などのくずを使って作った出汁の野菜料理です。今回も肉や魚、乳製品や卵をつかわず、野菜をあますことなく使ってます。レシピは4月からはじまり、各月5レシピの合計60レシピです。煮物をはじめ、揚げ物や麺類など様々なバラエティーがありますので、ご興味のある方はぜひ見てみてください。
『野菜のだしで作る煮豆』
今日はこの本の中から簡単で美味しく、常備もできて、様々なお料理にも活用できる『煮豆』を紹介します。なんでもない普通の煮豆も、野菜のだしで作るととーっても優しい味わいで格別です。見た目も名前も地味な料理でめちゃくちゃ脇役ですが、とにかくお気に入りの一品です。これからの季節、秋や冬にはほんとにおすすめ。
【材料】作りやすい分量
・大豆 2カップ
・野菜のだし 800ml ※下記の野菜のだしの作り方を参照
・てんさい糖 大さじ3
・しょうゆ 大さじ2
【作り方】
1)鍋に大豆と野菜のだしを入れ、一晩置く。
2)1を弱火にかけ、てんさい糖を加え、少し置いてからしょうゆを加え、1時間煮る。途中、煮汁が減ったら水を少し足す。
3)粗熱が取れたら保存容器に移し、冷蔵庫に入れ、一晩味を馴染ませる。
【野菜のだしの作り方】
材料として野菜の切れ端を両手で山盛り程度を準備し、汚れがあればよく洗い、痛みがあれば取り除きます。鍋に野菜の切れ端を入れ、水を1リットル、だし昆布を3グラム、日本酒を小さじ1を加え、中火にかけて沸騰したら弱火にして30分ほど煮ます。火を止めてざるでこしたら完成です。よく使う野菜の切れ端は、タマネギの皮や根元、大根やニンジンの皮やヘタ、長ネギの根元や青い部分、セロリの葉や筋、カボチャやピーマンのワタや種などを使います。
『野菜のだしで作る12ヶ月レシピ』
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