このタルトの面白さは、この形だけじゃなくて、酸味のあるサワーチェリー系のグリオットと、ほんのり甘みのあるスイート系のフレッシュアメリカンチェリーを一緒に合わせてある事と、2種類のクレームダマンドを使っている事。
それから、スイート系のチェリーには本当は、種の回りが一番甘く、美味しいのでフレッシュアメリカンチェリーはあえて種を抜かずに、そのまま焼いてみました♪
★材料
(5人以上分)
タルト生地
適量
クレーム・ダマンド
適量
ピスタチオ風味のクレーム・ダマンド
適量
冷凍グリオット
適量
アメリカンチェリー
適量
★作り方
(1時間以上)
1.
バター(私はスプレーを使ってます)をぬったタルト生地の底と側面にグラニュー糖を軽くまぶしてから、タルト生地を型に敷き込み、冷蔵庫の中で冷やし固める。この小さな作業でタルトの底面と側面がサクッと焼けて、ほどよい焼き色まで得られるの♪
2.
冷蔵庫の中で固めた後、タルトストーンを入れ、180℃で10分ほど焼いて、粗熱が取れたら、つや出しのドリュルをぬる。
3.
ここへクレーム・ダマンドを型の半分くらいまで絞り入れ、サワーチェリーに10%の砂糖で漬けて汁気を切ったグリオットを並べて、更に5分焼く。
4.
クレーム・ダマンドは、殆ど焼けてないけれど、厚みのあるキッシュ型で焼いても、熱の通りにくい底部分を先に熱を入れておく事で、半生状態になりにくくなる。この上からケーキクラムをぱらぱらかける。
5.
ケーククラムは、ジェノワーズか、ビスキュイを細かく砕いたもので、残ったら冷凍して置くと、こんな風に使えますよ。水分の多い具を使う時は、余分な水分をケーキクラムが吸い取ってくれるので♪
6.
最後に、ピスタチオ風味のクレーム・ダマンドを絞り入れ、生のアメリカンチェリーを押し込んで180℃のオーブンに入れ、20分⇒160℃で20分焼く。
他のタルトと違うのは2種類のチェリーと2種類のクレーム・ダマンドを強調するためにタルト型ではなく、キッシュ型を使った事。この深めのタルト型にフィリングが沢山入ってるわけだから、少々工夫が要りました。