プリン好きだった小学生の頃の私が抱いた野望は、いつか、街で一番お洒落なあの喫茶店に行ってプリン・ア・ラ・モードを食べることだった。いや、「プリン・ア・ラ・モードをひとつ」と注文する私になることだった。
よく考えると、プリンと果物のただの盛り合わせ。しかも、味のバランスなどおかまいなしにゴテゴテと盛られたクリームやら果物のせいで、本来メインであるはずのプリンの味がきちんと堪能できるのかどうか......
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ロンドン在住でグラフィックデザインの仕事をしています。色々な国のお料理や食材をアレンジしたレシピを研究中です。