北陸の冬の味覚「香箱がに」を余すところなく使いました。内子や外子や脚の身はいうまでもなく、はずしきれなかった身も「だし」をとってもち米に吸わせて蒸しました。薄切りの加賀れんこんを添えました。
★材料
(4人分)
香箱がに
4ハイ
もち米
1/2カップ
加賀れんこん(薄切りにし酢水にさらす)
50g
ぎんなん(縦に2つ割)
8個
柚子皮(千切り)
1/4個分
片栗粉
大さじ2
白だし
大さじ2と大さじ2
酒
大さじ1
酢
大さじ2
★作り方
(1時間以上)
1.
脚の身は小さいけれど味の濃いかにです。内子や外子もびっしり詰まっています。ていねいにさばきます。
2.
脚の太いところは、端から麺棒で押し出します。
3.
内子と外子、脚の身、甲羅、身の残っている殻に分けます。
4.
殻の鍋に水600ccを加え10分ぐらい煮出します。ざるなどで濾し「かにだし」をとります。
5.
3時間以上前から水に漬けたあったもち米をせいろに入れ、強火で10分蒸します。
6.
ボウルに4のかにだし200ccと白だし大さじ2を入れたところへもち米を一気にあけ、だしを吸わせます。
7.
6をもう一度せいろに戻し3の内子などをのせて、さらに10分蒸します。
8.
火加減は、常時強火です。
9.
10分蒸したらボウルにあけて、軽く混ぜ合わせます。
10.
かにの甲羅に9を押し込むように詰め、脚の身をきれいに並べます。さらに10分蒸します。
11.
あんを作ります。小鍋にかにだし200ccと白だし大さじ2と酒を加え、煮立ったら薄切りれんこんとぎんなん、酢も入れます。
12.
水で溶いた片栗粉を11に流しいれとろみをつけます。
13.
あたためた器に、蒸し上がった10を入れて12のあんをかけて柚子皮のせん切りをのせて出来上がりです。
少し手は掛かりますけど、難しい作業はありません。順番に味を重ねていくつもりで丁寧に手順を追えば美味しいお品に仕上がるはずです。