『骨壷の風景』からの、或る「小倉の食」伝

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おいしそう！

彼岸明け。図書館に返却する前に、『骨壷の風景』をもう一度読み直す。他の作品でも出てきて疑問だったことを、残しておく。＜巴焼＞海峡を隔てては、大判焼き、と呼んでいた。回転焼き、お焼き、と言うこともあった。今川焼き、という言い方は使いはしなかったものの、意味するところは知っていた、40〜50年以上前のこと。巴焼き、は知らなかった。松本清張で知った。小倉ではそう呼んでいたってことで、今もそ......