出来立てのフレッシュバターを、朝からパンにつけて食べるとちょっと贅沢な気分。
ハーブを混ぜ込んでハーブバターにしたり、お菓子の材料として使うこともできます。
バターの作り方だけでなく、保存法や期限、副産物であるバターミルクの用途、使用する生クリームの種類や、クリームと出来上がり量の関係も合わせてどうぞ。
ブログのほうには、更に“植物性クリームで作ったものがバターではない理由”も説明しています。
★材料
(3人分)
生クリーム 35%以上のもの
200ml
塩(好みで)
出来上がったバターの1~1.5%程度まで
★作り方
(5~15分)
1.
生クリームをペットボトルやタッパーなどの容器に入れて振り続けるか、分離するまで泡だて器やハンドミキサーで水分が分離するまで攪拌し続ける
→この時に出た水分がバターミルク(低脂肪乳)
2.
スプーンの背などで水分を押し出しながらまとめ、水分と分ける(この時点で無塩バター)
→出てきたバターミルクは捨てずに、飲んだり、お菓子作りや料理に使う
3.
有塩バターにする場合はここでバターの重さを計り、1~1.5%程度の好みの塩分を練りこむ
→最初から塩をまぜて降っても良いものの、バターミルクまで塩味になってしまうので、塩を混ぜ込むのはここで
4.
密閉容器に入れ、冷蔵保存で当日中(酸化する前)に消費。
→あまりの長期保存は風味が落ちるものの、小分けにしてラップなどでぴったりと包み、冷凍保存なら数週間可。
5.
バターミルクは、低脂肪乳。
そのまま飲むのはもちろん、スコーンやパイ生地の水分として使うと風味が増し、鶏肉を漬けこむと柔らかくなります。
今回は動物性の、乳脂肪分48%の生クリームを使いました。
脂肪分が高いほどすぐに泡立ち、分離しやすい傾向にあり、また量も高脂肪のものほどバターが出来る量も多くなってきますので(200mlだと少しの差ではありますが)、バター作りには 比較的高脂肪の生クリームがおすすめです。
最低でも35%以上、できれば40%以上の動物性のクリームでどうぞ。
動物性でないとバターにはなりません。
また低脂肪でも出来ないことはありませんが、出来上がり量少なく、攪拌時間も長く必要になってきます。
「バターを作れるなんてすごい!」と作る過程を実験感覚で楽しんでくれて、出来上がったバターで料理をしてくれたり、パンに塗ると「美味しい!」と喜んでくれました♪