クリスマスイブに食べる甘いお粥

クリスマスイブに食べる甘いお粥
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    おいしそう!

料理紹介

ロシア正教のクリスマスイブ(1月6日)精進明けに頂く「Сочиво(ソーチヴォ/法事粥・クリスマスイブに食べる粥)やКутья(クチヤー/法事粥・ウクライナでクリスマスイブに食べられる粥)」と呼ばれる甘いお粥です。
小麦と米(米は地域/国によっては葬儀の時のお粥とも言われています)の2種類の作り方の中から、今日は小麦での作り方を御紹介します。
蜂蜜の素朴な甘味の中に穀類、木の実のコクが加わります。

★材料

(5人以上分)

  • 小麦(籾殻の取れた原麦)

    200g

  • 芥子の実

    100mlカップ1杯

  • 胡桃

    100g

  • 蜂蜜(砂糖で代用可)

    50g

  • 麦ひたひたより多め

★作り方

(1時間以上)

  1. 1.

    原麦をボウルへ入れ、擂粉木等でつきながら皮を取る。
    時々ぬるま湯で濡らすと取りやすい。
    取れたら洗っておく。

  2. 2.

    鍋に1の麦を入れ、水を麦ひたひたより3㎝ほど上までそそぎ、強火にかける。
    沸騰したら弱火にし、20分炊く。

  3. 3.

    麦を炊いている間に、沸騰したお湯に芥子の実を5分程入れて茹でる。
    水気を切って擂り鉢で白い液体が出るまで擂る。

  4. 4.

    擂った芥子の実へ蜂蜜を分量の1/3程加えて良く混ぜ合わせておく。

  5. 5.

    2の麦が炊けたら、火から外し冷ます。
    人肌程度に冷めたら残りの蜂蜜を全て加えて良く混ぜ冷ましておく。

  6. 6.

    5を冷ましているあいだに、胡桃を粗く刻んでおく。

  7. 7.

    4、5、6を全て合わせて器に装って完成。
    甘みが足りない時は適宜分量外の蜂蜜を加えて調整してください。

  8. 8.

    4の芥子の実を水で濾しその濾した汁と、5、6と混ぜたお汁粉タイプあります。
    こちらは家庭風。

★ワンポイントアドバイス

キリストの受難を思いながら小麦をつく作業が一番時間がかかり、後の作業はあっという間に進みます。
芥子の実はお湯につけるか茹でる事で擂りやすくなりますよ。
胡桃は忘れない様に!味の決め手です。

★よろこばレシピ エピソード

クリスマスイヴに食べる甘いお粥。
甘い穀類のお粥が苦手な連合いもお汁粉の用でこれは大丈夫。

越後屋さん

越後屋さん

ロシア料理と言われて何を思い浮かべますか? ロシア(シベリア)の人は森の民、森の恵みを最大限生活へいかしています 夏は+40度越え冬は氷点下50度以下の村で8年ちょっと帯同駐在していました。 帰任した現在はロシア人から教わって、ごちそうになってただいま大地の味を忘れない様日本で作っています。 広い国土のロシア、旧ソ連地域の料理も時おり登場します。