モルドヴァ共和国の伝統的パイ。同じ単語でもう1種類パイがあります。今日は薄く延ばした生地で具を巻、渦巻きに成形するパイを御紹介。
具を甘くすればおやつ/デザートに、塩味にすればおかずになるパイです。
★材料
(5人以上分)
強力粉
600〜
水
100〜110ml
卵
1個
塩
小匙1/2
油
大匙2〜21/2
酢
小匙1
巻込み用油
適宜
艶出し用卵
1個
打ち粉
適宜
具お好みのもの
別途記載
★作り方
(1時間以上)
1.
ボウルに卵を割り入れ、水を加えて良く溶き混ぜる。
更に油/酢/塩を加え、塩が溶けるまで良くかき混ぜる。
2.
1のボウルに粉を加える。
全体に水分が行き渡り、粉気が無くなるまでフォーク等で混ぜる。
お餅よりやや柔らかい状態まで。
3.
2に加える粉の量は500gまでは一気に加え、その後は様子を見ながら少しずつ加えて下さい。1kg程用意しておくのがお薦め。
4.
多めの打ち粉をした台へ生地を出し、表面が滑らかになるまで捏ねる。
表面が滑らかになったら2〜3等分する。
5.
4の分割した生地を一つずつ表面が滑らかになるまで捏ね丸め直す。
柔らかい生地の為常に打ち粉を多めに作業を進めて下さい。
6.
丸め直した生地に布とビニールをかけて乾燥しないように休ませる。
室温で30分〜(1時間以上を推奨)
この間に具を準備。
7.
オーブンを220度で余熱。
6の休ませた生地を一つずつとり、円形に延ばしていく。
最初は麺棒等である程度まで延ばす。
8.
ある程度大きくなったら手で回しながら延ばす。
薄さは下に置いたものが見えるぐらいまで薄く。
9.
延ばした生地全体に薄く油を塗り円周の半分よりやや多いU字に具を帯状に置く。
生地の1〜2㎝内側に具を帯状に置いていく。
10.
この1〜2㎝外に残した生地を具にかぶせるようにやや引っ張りながら巻込んでいく。最後まで生地を巻き取り棒状にする。
11.
棒状に巻いた生地を渦巻き状にくるくる巻いていく。
12.
天板にオーブンペーパー又はオーブンシートを敷き、上に巻いた生地を乗せ艶出し用溶き卵を塗る。
13.
オーブンの温度を200度に下げ、11の天板を入れて25分〜焼く。
14.
上部に焼き色が付き下部の皮が白い生地の色からやや透明度が出て来たら焼き上がり。
熱々ぱりぱりを召し上がれ。
15.
http://etigoya13.exblog.jp/15351183/
↑こちらに生地の写真をより多く掲載しています。
16.
具はお好みですが、定番で美味しい物をご紹介します。
野菜は細かく切り、塩と油又は砂糖を加えます。味つけは巻く直前に。
17.
《具1》
馬鈴薯2〜3個
玉葱1個
塩小匙1/2
胡椒適宜
油適宜
18.
《具2》
馬鈴薯2〜3個
玉葱1個
塩漬茸大匙1〜2
塩一つまみ
胡椒適宜
油適宜
19.
《具3》
塩漬発酵キャベツお椀1〜11/2杯
油適宜
漬け物を使う。無い場合は野菜を千切りにして塩でよくもんだ物を使う。
20.
《具4》
キャベツ6枚
マッシュルーム5個
玉葱1/2個
塩小匙1/3
油適宜
マッシュルームと玉葱は炒めておく。
21.
《具5》
カッテージチーズお椀1〜2杯
玉葱1個
ディル適宜
卵1個〜
胡椒
混ぜてしっとりするよぐらいの水分量に。
22.
《具6》
カッテージチーズお椀1〜2杯
卵1個〜
砂糖大匙4〜
混ぜてしっとりするよぐらいの水分量に。よくかき混ぜる。
23.
《具7》
南瓜1/8切れ
砂糖(好みでシナモン)大匙2〜
南瓜を西洋おろし金で千切りにし、包む時に砂糖を上から振る。
24.
《具8》
林檎2個
砂糖大匙2〜
シナモン又はナツメグ適宜
林檎を千切りにして、包む時に砂糖と香辛料を上からふる。
生地は密閉出来る容器に入れ冷蔵又は冷凍庫で保存する事が出来ます。冷蔵庫の場合は2日程度で使い切って下さい。
捏ねた小麦粉の特性で縮もうとしているのでなるべく長めに休ませると次の作業が楽になります。
薄く生地を延ばす過程が面白くて作るのが楽しいパイ。