冬の盛りにアツアツの大根を口に含んで、ほふほふと咀嚼して、じわっとしみ出す滋味を味わいながら熱燗をぐいっとあおれば、たちまち体の芯から温もってほっこりすると思います。
ごまの風味が慎ましく香って、とても上品なお味です。
★材料
(4人分)
大根
中ぐらい1本
○水(煮汁用)
1200cc
○醤油(煮汁用)
小さじ1
○みりん(煮汁用)
小さじ1
○だしの素(煮汁用)
小さじ1
■大根の煮汁(味噌ダレ用)
60cc
■白みそ(味噌ダレ用)
大さじ2
■砂糖(味噌ダレ用)
大さじ1
■市販のゴマダレ(味噌ダレ用)
大さじ1
■みりん(味噌ダレ用)
大さじ2
■酒(味噌ダレ用)
大さじ2
■ゆずのしぼり汁(味噌ダレ用)
大さじ1
ゆずの皮(トッピング)
適量
★作り方
(1時間以上)
1.
大根を3㎝ぐらいの幅で輪切りにして、皮を少し厚めに(5mmぐらい)むいて角を面取りし、表裏に十字で深めに隠し包丁を入れる。
2.
鍋に大根を置いてひたひたになるぐらいの米のとぎ汁を入れて(分量外)弱火と中火の間の火加減(IHなら9段階中の4)で火にかけて落としぶたをし、一時間ほど下ゆでする。
その後大根を軽く水洗いして冷たい水に冷めるまでつける。
3.
洗った鍋に下ゆでして水につけておいた大根を並べて、分量の水とだしの素、醤油、みりんを加え中火で沸騰させ、弱火(IHなら9段階中の3)に落として、落としぶたをして40分ほど煮込み、火からおろし冷めるまで休ませる。
4.
ゆずごまみそを作る。
ゆずごまみその材料のうち、ゆずのしぼり汁以外を鍋に入れて弱火と中火の間の火加減(IHなら9段階中の4)にかける。
木べらでよく混ぜながら、ねっとりとろみがつくまで4分~6分程煮詰める。
最後にゆずのしぼり汁を入れて火を止め、混ぜ合わせておく。
一度完全に冷ます。
5.
大根をもう一度あたためて器に盛り、ゆずごまみそをかける。
仕上げにゆずの皮を散らす。お好みで青物を添える。
ふろふき大根は下茹での時の具合が命だと思うので、ポコポコ沸騰するぐらいの火加減をキープして下さい。
固い仕上がりになると興冷めなので、しっかり芯まで煮るのがポイントだと思います。
ちょっとぐらい煮崩れても、味噌ダレをかければわかりませんよ(笑)
年中冷房だ暖房だと文明の恩恵にあずかって、季節感や四季による情緒が欠落した私たちでも
、寒い冬の晩にふろふき大根を食べるとなんだかほっとしますよね。