鶏肉を使った料理は九州各地にあるのですが、鶏すき焼きは福岡県宗像市の郷土料理となっています。宗像市では地鶏のすき焼きを、「ちょんちょん(地鶏)のすき焼き」と言い、おもてなし料理に使ってきたそうです。これをワインに合うようにアレンジします。鶏レバーは赤ワインに漬け込んで使い、日本酒の代わりに赤ワインを使います。すき焼きにフルーティーな風味が淡く入り、ワインにとても合う味になります。
★材料
(4人分)
鶏もも肉
大きめのもの1枚
鶏レバー
250g
白菜
1/2個
玉ねぎ
1個
春菊
1株
長ねぎ
2本
にんじん
1/3本
生しいたけ
4枚
エノキダケ
1株
糸こんにゃく
1パック(正味150g)
焼き豆腐
1丁
サラダ油
大さじ1
砂糖、しょうゆ、赤ワイン
各1/2カップ(お好みで調整)
赤ワイン(漬け込み用)
1/2カップ
卵
4個
一味唐辛子
適量
〆のうどん玉
2玉
★作り方
(30分~1時間)
1.
鶏レバーは一口大に切り、赤ワインに30分漬ける。
2.
白菜は根元のほうは小さめの一口大に、葉のほうは大きめに切る。エノキダケは石づきを切り取る。生しいたけは石づきを切り取り、軸は縦にうすく切り、傘には飾り包丁を入れる。玉ねぎは縦半分に切り、横方向に1cm幅に切る。長ねぎは斜めに切っておく。にんじんは薄切りにする。春菊は5cm位の長さに切る。糸こんにゃくは食べやすく切り、下茹でしておく。
3.
鶏もも肉は大きめにぶつ切りする。鍋にサラダ油を入れて強火にかけ、皮を下にして焼き、しっかりと焼き目をつける。焼き目がついたら肉を裏返し、(1)のレバーの水気を切って入れる。鶏レバーにも軽く焼き目がついたら砂糖を加えて鶏もも肉、鶏レバーに絡ませる。
4.
鶏もも肉、鶏レバーに砂糖が絡んだら赤ワイン、しょうゆを加え、混ざったところで白菜、玉ねぎを鍋に入り来るだけ入れ、ふたをして吹きこぼれないくらいの火加減で水分が出るまで煮る。鍋に入りきれなかった白菜は皿盛りしておく。
5.
白菜、玉ねぎから水分が出たら、にんじん、長ねぎ、エノキダケ、生しいたけ、春菊、糸こんにゃくを加える。最後に焼き豆腐を一口大に切って加え、熱が通ったら出来上がり。お好みで溶き卵に絡めていただく。途中、入りきれなかった白菜を加えてください。味が薄くなったらしょう油、砂糖で足してやります。
・調理時間に鶏レバーの漬け込み時間は含まれません。
・鶏レバーは一口大に切って使います。鶏レバーには鶏ハツ(心臓)が一緒に付いている事が多いので、鶏ハツは切り開いで中の血を取り除き、外側についている脂肪を取り除いてから使ってください。
・〆にはうどん玉がおすすめですが、ごはん(分量外)を加え、すき焼き雑炊にしてもおいしいです。