うちの叔父は福岡の春吉という所で、和食のお店をやっていて、常連客しか入れないから毎日行列ができていて、美味しいと有名になり、
NHKに出て料理を作ったり、あちこちテレビによくでてました。
そんな叔父と滝を見に行っても、岩場にそそくさと行き、何をしてるのかと思ったら、小さい蟹を何匹か捕まえて、
これはとんでもなく良いだしが出ると、大事そうにポケットに入れていました。
やっぱりだしって大事なんだなとつくづく思い、
母が料理を作っているのを小さい頃からよく見てましたが、
やっぱり、鰹、いりこ、昆布から、だしをとったり、アクをとったり、長時間煮込んでいて、叔父直伝のやり方だったらしいのです。
私は安くて誰もが手の届く鰹の削り節しか使えませんが、
それでも煮物の美味しさがぐ~んとアップすると思います。
叔父直伝なのか、母が作ってたがめ煮は具が小さかったです。
友達のお母さん達の煮物はほとんど砂糖の味で甘いんですけど、
うちのは普通でした。
母は目分量で適当にやる人なので、美味しい時にこれ何をどのくらい入れた?と聞いても、醤油はじゃーでって、じゃーの長さの音でしか説明しないから、
私も実は前まで目分量だったんで、計量カップや計量スプーンで調節しながら作りました。
3世帯分なので、がめ煮だけで1000円超えたので大根でかさ増しして大量です。
賞味期限は冷蔵保存で5日もつそうですが(早めに食べた方がいいです)
★材料
(5人以上分)
鶏もも肉
550g
洗いごぼう
1本
れんこん
大きめ3本
人参
2本
大根
3分の2本
里芋
大きめ3個
砂糖
大さじ1
みりん
60CC
醤油
120CC
鰹の削り節
1g
水
700CC
塩ゆでいんげん
少々
★作り方
(30分~1時間)
1.
いんげんを2分塩茹でしてキッチンペーパーにのせておきます。
鶏もも肉は小さくカットします。
洗いごぼうはかるく洗い乱切りにします。
れんこんはアクで黒くならないように、切ったら水につけます。
人参、大根は皮をむき、大根はいちょう切りにし、人参は乱切りにします。
2.
里芋は皮をむき乱切りにし、がめ煮の場合は水で洗いぬめりを取ります。
3.
底の深いフライパンに、いんげん以外の全ての材料を入れて、煮汁が半分以下に減るくらい煮込みます。
4.
重箱につめて、飾り切りした塩ゆでいんげんをのせたら完成です。
小さく切った方が味が早く染み込みます。
れんこんは真ん中の綺麗な部分だけ花切りにしました(穴と穴の間をVに切りました)