フランス料理では 定番の鴨肉を使ったコンフィですが
今回は 真空調理を利用しています。
あえて真空調理を使うメリットは 主に以下の二点。
①オイルの使用量を劇的に減らせること。
使うオイルの量は 鴨の全体が辛うじて浸っている程度ので問題ありません。
そのため(鍋一杯 オイルを注いだ中に鴨を漬けて煮込む)伝統的な調理法と比べた場合 ごく少量の使用で済みます。
②直接 鍋を火にかける伝統的な調理法と違いますので 最終確認以外は(湯の蒸発減少には注意) 目を離していられる。
★材料
(1人分)
鴨
足一本
塩
肉の重量の1%程度
ハーブ類
お好みで…… タイム、ローズマリー等、ミックスハーブの場合 カトルエピス等を推奨。
グレスドワ(鴨の油)
肉が浸かる程度。
★作り方
(1時間以上)
1.
肉の下処理をする。
残っている羽等を取り (火が入ると身が縮むので)一部 骨周りの肉をカットし取り除く。
※詳しい工程はブログにて…
2.
塩を肉の重量の1%ほど(保存を目的としない場合には 塩の分量を減らしたほうが良いでしょう。) まぶして 半日~1日程度置き 真空パック封入する前に流水で流します。
3.
真空パックに グレスドワと一緒に封入します。
4.
90℃で 2時間半~3時間 湯煎にかけます。
5.
仕上がりの目安は 肉を触ってみた感じの弾力感で判断します。
好みの柔らかさまで火が入ったら 湯から取り上げる。
6.
袋から取り出し オイルを拭き取り フライパンで焼き揚げる。
※1 グレスドワが入手出来ない場合には オリーブオイルやサラダオイルを代用しても作れます。
※2 真空パック機が無い場合には ポリ袋(スーパーにあるロールのもの。)を代用して構いません。
※3 ポリ袋は 130℃の耐熱ですが ビニール袋の耐熱は 様々ですので スーパーの袋以外が使う場合は 耐熱温度を調べてから お使い下さい。
※4 私は 包丁立てを使い 袋を立てて 具材を真空パックに詰めています。
※5 私は タイムやローズマリーを一緒に封入することが多いですが お好みで…
※6 使い終わったグレスドワは 香りと旨味が染み込んでいますので 捨ててしまうのは勿体ないです。
リエット作りの際に再利用したりすることを勧めます。