イギリスにインド料理が浸透していることを表すひとつがこれ。
もともとはインド・ヒンディーの米とレンズ豆を使ったKhishriという料理。
魚または肉を使ったバージョンもある料理が、イギリスに伝わり独自の発達を遂げ、現在のようなレシピになったとのこと。カレーピラフ、のような一品です。
ヴィクトリア朝時代には朝食のメニューとして人気があったそう。でも今では、朝食よりはランチや夜食向けの一品です。
★材料
(2人分)
かたく炊いたごはん
茶碗2?3杯(350?400g:お米で1合強〜1合半)
タラ(切り身)
約150g
タマネギ
1/2個
かたゆで卵
2個
水
大さじ1 1/2
白ワイン(または日本酒)
大さじ1 1/2
バター
20g
カレー粉
小さじ2〜3
塩・胡椒
少々
パセリ(みじん切り)
小さじ1程度
★作り方
(15~30分)
1.
1. 鍋にタラ、水と白ワインを入れ、ふたをし、7〜8分弱火にかける。
※時間になってもふたをとらない(蒸らすため)。
2.
タマネギをみじん切りにする。仕上げに散らすためのパセリをみじん切りにする。かたゆで卵のひとつで仕上げの飾り用スライスを6枚程度用意し、残りともうひとつのかたゆで卵をみじん切りにする。
3.
1のタラは皮を取り、身をほぐす。
※残ったゆで汁は捨てないこと。
4.
フライパンを弱火にかけ、バターを入れ、とけたら、タマネギのみじん切りを入れ、しんなりし透き通るまで炒める。ごはんとカレー粉、鍋に残ったタラのゆで汁を入れ、中火で炒める。かたゆで卵のみじん切りとタラを入れ、強火で炒め合わせる。
5.
塩・胡椒で味を調える。
6.
皿に盛り、かたゆで卵のスライスを添え、パセリのみじん切りを散らす。
下準備
*ごはんはかために炊く。
*卵はかたゆで卵にする。
本来は干しダラを使い、ロンググレインライスで炊き込みます。タラは、スコットランドのグレンフィナンの燻製がベストとされているようです。干しダラでなくても、風味のよいサケやニシン、エビや貝類でもアレンジしてもよいそうです。
味がマイルドであれば、塩・胡椒をきつめにするか、カレー粉を増やしたり、トウガラシを加えたり、タバスコをかけたりして。より風味を楽しむならナツメグを入れてもよいでしょう。レモン汁をかけたり、マンゴー・チャツネを添えて、食べるのもおすすめです。