もとは、マッシュドポテトをアレンジした、アイルランドの料理。18世紀にイングランドにもたらされ、リッチなシチュー/煮込み料理やゆでた肉との抜群の相性をもつことから、アッパークラスの人たちのお気に入りだったようです。
日本とよく出回っているキャベツの品種が違い、利用したいのは外葉のかためで緑色の強い葉。捨ててしまうお店が多いように見受けられますが、この捨ててしまう部分こそ適しています。
★材料
(2人分)
ジャガイモ
2個(250g)
キャベツの葉(外葉の緑の強いもの)
2枚(100g)
牛乳
50ml
バター/マーガリン
10g
塩
適量
コショウ
適量
★作り方
(15~30分)
1.
キャベツは白い芯の部分を取り、ざっくりとした千切り(長さ8cm×幅1.8cm程度)にする。ジャガイモは皮をむき、2〜3cm程度の角切りにする。
2.
キャベツを耐熱容器に入れ、皿などでカバーをし電子レンジに約2分かける。途中、1度取り出し、キャベツをかき回す。
3.
ジャガイモを耐熱容器に入れ、皿などでカバーをし電子レンジに約4分強かける。途中、2度取り出し、ジャガイモをかき回す。手があいているときに、キャベツをもう一度かき回す。
4.
電子レンジの時間が残り1分をきったら、鍋に牛乳を入れ、弱火にかける。
5.
3のジャガイモに4の牛乳とバター/マーガリンを入れて、熱いうちにつぶす。
6.
キャベツ、塩・コショウを加え、かき混ぜる。
キャベツもジャガイモも電子レンジを使いましたが、もちろん鍋でゆでてもOK。よりていねいに作るなら、ジャガイモはゆでた後、裏ごします。
伝統的な食べ方は、くぼみをつくってそこにバター/マーガリンをおき、とかしながら食べる方法。その場合、5のバター/マーガリンを加えるプロセスは省いてください。
イギリスの料理本には、キャベツまたはケールを使用とあるものもあります。お好みでスプリングオニオンを加えることも多いようです。風味づけにメース(スパイスの一種:ナツメグと同じ種子が利用されますが、使う部分が異なります)を入れてもよいようです。