イギリスの料理本を眺めていて、意外と紹介されていないのがビスケット。
地域性の高いものやひねりがあるものはよく見るのですが、ごくごくベーシックなレシピが案外見当たらないのです。
でも、やはり、基本が欲しい。
ああ、そうかと辿り着いたのが、小麦粉が2に対し、バターと砂糖が各1、そして卵が1/3。
つまり、小麦粉が6オンス(180g)、バター3オンス(90g)、砂糖3オンス(90g)、卵2オンス(60g)。
これだとやや重いかなと感じたので、小麦粉を増やし、バターと砂糖を減らして、割り出したのがこのレシピです。
直径5cm程度の菊型約30枚です。
★材料
(5人以上分)
薄力粉
225g
バター
80g
グラニュー糖
80g
卵
1個
★作り方
(1時間以上)
1.
バターを室温でやわらかくしておく。
2.
薄力粉を2〜3度ふるう。卵をときほぐす。
3.
ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでやわらかくする。グラニュー糖を加え、軽く白っぽくなるまでさらにかき混ぜる。
卵を2〜3回に分けて入れ、混ぜ合わせる。
ふるった薄力粉を加えて混ぜ、生地をまとめる。
4.
生地をラップでくるみ、冷蔵庫で30分以上休ませる。
天板にクッキングシートを敷く。オーブンを180℃に温める。
5.
生地を5mmほどの厚さにのばし、直径5cm程度の菊型で抜く。
※大きく切ったラップフィルムに余白を作ってビスケット生地を挟んでのばす。作業台に薄力粉を打つ必要がなく、抜いたあとの生地もまとめやすい。
※余った生地はこねすぎないようまとめて、同様に型を抜く。
6.
準備しておいた天板に5で抜いた生地を置き、180℃のオーブンで約15分焼く。
7.
焼き上がったら網の上で冷ます。
ここでは、菊型で抜いていますが、成形しやすいかたさなので、好みの型で抜いて楽しむとよいでしょう。
そして、このレシピを基本とすれば、たとえばナッツを刻んでいれたり、チョコレートフレイヴァーにしたり、アレンジが大きく広がります。