アップサイドダウン・ケーキを知っていますか?
焼き上がりをひっくり返して、底面に敷いた果物を表面に見せるケーキで、よく使われるのはパイナップル。
アメリカの代表的なお菓子のひとつとして知られています。
このアップサイドダウン・ケーキ、もともとはアイルランドのお菓子だったようで、パイナップルではなく、リンゴを使い、アイルランド風アップルケーキと呼ばれているようです。
ここではパイナップルでもリンゴでもなく、バナナを使います。
通常はカラメルを敷くのですが、バナナは火を通すとさらに甘くなるので、ここではハチミツを使用。
バナナと相性のよいクルミ、さらに風味と食感のアクセントにラムで漬けたレーズンも加えます。
12×21.5cmのパウンド型1本分です。
★材料
(5人以上分)
薄力粉
175g
ベーキングパウダー
小さじ1 1/2
バター
60g
グラニュー糖
80g(3oz弱)
卵
1個
バナナ
小6本(大4本/約700g)
レーズン
80g
ラム
大さじ2
ハチミツ
大さじ3
クルミ
50g
バニラエッセンス
2〜3滴
★作り方
(1時間以上)
1.
レーズンをラムに漬ける(30分以上)。
バターを室温でやわらかくしておく。
型にバター塗り、クッキングシートを敷いておく。
オーブンを160℃に温めておく。
2.
薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。卵をときほぐす。クルミを粗くくだく。
※クルミはあくまでざっくり粗くくだく。そうすることで食感や風味を残す。
3.
薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。卵をときほぐす。クルミを粗くくだく。
※クルミはあくまでざっくり粗くくだく。そうすることで食感や風味を残す。
残ったバナナは適当な大きさに切り、フードプロセッサーで回す。
4.
ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでやわらかくする。グラニュー糖を加え、軽く白っぽくなるまでさらにかき混ぜる。
卵を2〜3回に分けて入れ、混ぜる。
5.
2のふるった薄力粉とバーキングパウダー、2のくだいたクルミ、レーズンを加えて、混ぜる。
※このあとに、バナナとバニラエッセンスを加えるので、多少粉っぽさが残っていてもよい。
3のフードプロセッサーに回したバナナとバニラエッセンスを加えて、混ぜる。
6.
3のフードプロセッサーに回したバナナとバニラエッセンスを加えて、混ぜる。
7.
生地を、少しずつパウンド型に入れ、バナナが生地で覆われたら、ざざっと入れる。
※一気に生地を入れるとバナナがずれるので、最初は少しずつ入れる。
8.
平面をならし、中央をくぼませ、160℃のオーブンで約1時間焼く。
※中央をくぼませるのは、火の通りをよくするため。
※途中、表面が焦げそうになったら、アルミホイルで覆う。
9.
オーブンから取り出したケーキは型に入れたまま10分以上、そのままにしておき、その後上下逆さまにひっくり返して、型から取り出す。
レーズンはラムに30分以上漬けるのが望ましい。
なので、このレシピでは、最初にすることはそれ。
その後、計量したり、作業を進めたりすると、ちょうどよい時間になります。
食べるときは、そのままでもよし、ホイップクリームもしくはクレーム・アングレーズを添えるといっそうおいしくいただけます。