素朴な味わいのスープ。
スコットランドの代表的なスープ、スコッチ・ブロスにあるように、ブロスの名の通り、澄んだスープです。
食欲のないときや、胃腸が弱っているときなども、これだったら食べられそうな、やさしい味わいです。
この手のスープを作るとき、日本だとコンソメをよく使うような気がしますが、イギリスだとオールマイティーに使えるのはチキンストック(ブイヨン)のような気がします。
チキンだけでなく、ビーフ、ベジタブルなどの種類もいくつかあります。
チキンブイヨン自体があまり主張せず、穏やかなので、私自身もよく使います。
★材料
(2人分)
鶏ムネ肉
100g
白ワイン
小さじ1
水
750ml
チキンブイヨン
5g
スパゲッティ
50g
グリーンピース
50g
イタリアンパセリ
1枝
塩・コショウ
適量
★作り方
(30分~1時間)
1.
鶏ムネ肉は皮を外し、耐熱皿におき、白ワインをふり、軽くラップをして、電子レンジに約2分かける。
※鶏ムネ肉はなるべく平らにしておく。
2.
スパゲッティを手で3〜5cmほどの長さに折る。
※8本程度の束で折るとやりやすい。
3.
鍋に水とチキンブイヨンを入れ、火にかける。
湯を沸かしている間に、イタリアンパセリをみじん切りにする。
4.
沸騰したらスパゲッティを加え、スパゲテッィがやわらかくなるまで約8分、弱火にかける。
5.
1の鶏ムネ肉を手でさく。
※汁を捨てない。
6.
4のスパゲテッィがやわらかくなったら、6の鶏ムネ肉と汁、グリーンピースを加え、さらに約1分、鶏ムネ肉とグリーンピースに火が通るまで火にかける。
7.
火を止め、塩・コショウで味を調える。
8.
器に盛り、3のイタリアンパセリを散らす。
このメニューで要となるのがスパゲッティ。
つるんとした食感と心地よい喉越しが一役買っています。
スパゲッティはシェル状などの小さなタイプのパスタでも構いません。
鶏ムネ肉を手でさくのがちょっと面倒ですが、包丁で小さく切るより、この方がこのスープの食感に適しています。
また、作るときに、ふたをする必要はありません。