イギリスでポピュラーなサラダのひとつ。
鶏肉を使ったマイルドなカレー味のサラダです。
でも、これがなぜ戴冠(式)を意味するコロネーションの名前が付いているかって?
それは、1953年、現エリザベス女王が即位した際のパーティで供されたから。
カレー風味というのは、インドをはじめ多くの国々を植民地としていたイギリスだからです。
鶏ムネ肉は、このレシピでは電子レンジに回しましたが、蒸してもゆでてもOK。
電子レンジに回したあとでスープが出ますが、うまきがあるので、スープやリゾットなどのダシとして使ってください。
料理の一品としてはもちろん、サンドイッチの具材にも便利。
食パン、マフィン、チャパタ、フォカッチャによく合います。
★材料
(4人分)
鶏ムネ肉
1枚(250~300g)
白ワイン
大さじ1
セロリ
1本
マヨネーズ
大さじ1 1/2
無糖ヨーグルト
大さじ1 1/2
カレー粉
小さじ1
アプリコットジャム
小さじ1
レモン汁
小さじ1
アーモンドスライス
大さじ1
塩・コショウ
適量
★作り方
(30分~1時間)
1.
鶏ムネ肉は皮を外し、耐熱皿におき、フォークで数カ所穴をあける。
白ワインをふり、軽くラップをして、電子レンジに約4分かける。
※鶏ムネ肉はなるべく平らにしておく。
鶏ムネ肉を取り出し、ひっくり返してラップをし、さらに約3分電子レンジにかける。
2.
アーモンドスライスをフライパンで乾煎りにする。
3.
セロリは葉と筋をとって、薄く切る。葉2~3枚は飾り用に粗みじん切りにする。
4.
1の鶏ムネ肉を手でさく。
5.
ボウルにマヨネーズ、無糖ヨーグルト、カレー粉、アプリコットジャム、レモン汁、塩・コショウをふり、混ぜ合わせる。
6.
5に3の薄く切ったセロリ、4の鶏ムネ肉、2の乾煎りにしたアーモンドスライスを加え、混ぜ合わせる。
7.
器に盛り、3の粗みじん切りにしたセロリの葉を散らす。
やや面倒かもしれませんが、乾煎りしたアーモンドスライスは必須です。
香ばしい風味と歯応えで、これがあるとなしとでは、仕上がりの締まり方はまったく異なります。
コロネーション・チキンはほんのり甘さがあるのが特徴。
レーズンや干しアンズを加えたり、マンゴーチャツネを入れたりします。
このレシピではアプリコットジャムを使いました。
また、なるべくシンプルに、をモットーしとしているので紹介しているのはごく基本のレシピですが、ほんの少しトマトピュレやウスターソースを加えたり、サニーレタスを下に敷いてもきれいです。
私が好きなのは、刻んだコリアンダーを少し加えること。
よりエキゾティックな味わいになります。