温泉茶話~鄙びた温泉郷にて~

温泉茶話~鄙びた温泉郷にて~
  1. おいしそう!

  鄙びた温泉郷にて...   日も落ちかける 頃、しんしんと深まる冷気は周囲の音を吸い込んで一層静寂さを増す。   竹林にぐるり囲まれた離れの野趣あふれる露天風呂に、他に客の姿は見えず、   時折立つ風が木々を揺らし、葉と葉がこすれて乾いた音をたてる。   風というものは、何かを介することによって、その姿を現し、音として響きもする。   湯面を打ち続ける掛け流しの湯の音は耳に心地良く、   熱い......

felicianoさん

felicianoさん

訳あって娘と二人暮らし...設計事務所経営のかたわら、夕方が近づくと入魂の晩御飯作り。 主夫な日々を送る建築家よっちむの「食」にこだわる美味しい日々。 何故か気がつくと食卓についている謎の人物「ゴ」(ゴーストライターの略:実は社員)が、よっちむの美味しいお料理をリポートします♪