コーヒーのおかげで味に深みが出る、一味違う栗の渋皮煮。
時間はかかるけれど手順は簡単。
皮を剥き、3回茹でこぼし、シロップをしみこませるだけ。
秋のケーキ、タルト、パイ、モンブランなどのお菓子の材料にはもちろん、そのままお茶請けとしてもどうぞ。
シロップは、白玉やわらびもちなど黒蜜をかけるような和菓子にかけたり(その場合黒砂糖を加えるとより良い)、アイスコーヒーの甘み付けなどに使えます。
★材料
(5人以上分)
栗
500g
重曹
大さじ1~1.5
砂糖
500g
濃いコーヒー(※作り方6)
500cc
ラム酒やブランデー
好みで大さじ1~1.5
★作り方
(1時間以上)
1.
栗の鬼皮のみを剥く
→専用のナイフや包丁などを使い、なるべく渋皮を剥かないように。
専用ナイフなどない場合、栗に熱湯をかけて冷めるまで待つと剥きやすくなります。
2.
鍋に栗をいれて、栗が浸る程度の水(分量外)と重曹大さじ1を加え、火にかける
3.
煮立ったら栗が踊らないように弱火で15分
→こまめにアクをすくう
4.
煮汁を捨てて、栗をすぐに流水に晒し、鍋は洗う
5.
2~4を繰り返し、大きい渋皮の筋などを取り除き、栗や渋川が硬いようなら再度2~4を繰り返す
6.
コーヒーを準備する
→インスタントでもドリップでも良いので、苦味めのものを使用します。
インスタントなら500ccの水に対して大さじ5、ドリップなら500ccのお湯でフレンチ~イタリアンローストの粉40gをドリップするくらいの割合。
これくらい苦くても、栗が苦くなることはありません。
7.
鍋を洗い、砂糖・コーヒー・栗を入れて火にかけ、砂糖を煮溶かしながら弱火で30分~1時間
8.
お好みで洋酒を加え、半日~1日そのまま常温に置き、甘さを浸透させる
9.
~保存~
長期保存する場合は8のあとに火にかけ、芯まで熱くなるまで軽く沸騰させ続け、仕上がった直後にシロップと共に瓶に詰めます。
瓶が冷たいと温度差で瓶が割れる場合があるので、温めておくと割れにくいです。
瓶や、栗をすくうのに使う道具はあらかじめ煮沸消毒しておきます。
冷めてから詰めると雑菌混入の原因になるので、必ず熱いうちに。
瓶などに入れない場合は、冷蔵保存で数日中に食べきります。
煮る時間は目安です。
栗の品種・産地・熟れ具合で変わってきます。
また、砂糖はお好みのもので。
私はきび砂糖を使いますが、てんさい糖を使えばマクロビ対応。
渋皮煮レシピの、最後に煮るシロップの水をコーヒーに変えるだけなのですが、秋の来客にお茶請けとして出すと好評でよく作り方を尋ねられます^^