栗を煮ると、秋が来たなぁと感じます。
甘露煮にも色々なレシピがあるけれど、私はシンプルに砂糖蜜で煮るだけ。
きび砂糖や甜菜糖を使って、優しい甘みに仕上げるのが好きです。
この2つの砂糖を使うと、シロップの色も茶色です。
白砂糖で煮て、お好みで本みりんやくちなしの実を加えて、市販品のように色鮮やかに艶やかに仕上げてみても美味。
お好きな砂糖で作ってください。
モンブランやタルト、ケーキの材料やトッピング、羊羹やきんとんなどの和菓子作りにどうぞ。
★材料
(5人以上分)
栗 皮付きなら1kg
剥いて600g
水
600cc
砂糖
600g
★作り方
(1時間以上)
1.
栗の皮を剥き、剥いたものからすぐ水に入れ、30分ほど浸してアクを抜く
→渋皮が残ると色が悪くなるので、できるだけ残さずに剥くこと
2.
鍋に栗とひたひたに水(分量外)を入れて火にかけ、沸騰したら栗が踊らないよう弱火で20分茹でる
→鍋は、栗を広げてもかさならない程度のものがベスト
3.
冷水に取り、粗熱を取る
→割れやすくなるので、空気にさらしておかない
4.
水と砂糖の半量を鍋に入れて弱火で10分煮る
5.
残りの砂糖を入れて弱火で10分煮る
6.
鍋にふたをし、半日~一晩常温において甘みを浸透させる
→保存は煮沸した瓶に入れて冷蔵保存2週間ほど(冷凍保存も可)
基本の割合は、剥いた栗の重量:砂糖:水=1:1:1。
専用ナイフなどない場合、栗を水に一晩つけたり、熱湯をかけて冷めるまで待つと剥きやすくなります。
煮過ぎて崩れないよう、煮る時間は、栗の品種・産地・熟れ具合で調整してください。
お好みで、くちなしの実を割り入れる場合は、砂糖で煮る時に小さいサイズのものを1つ分加えます。