ケーキ屋さんの定番、しっとりふんわりのロールケーキ。
材料がシンプルなだけに、素材の美味しさや作り方(混ぜ方)で仕上がりの味が変わります。
でも材料や作り方がほとんど同じのジェノワーズよりも高さを出さなくて良く、短時間で焼きあがる分、スポンジケーキよりも気軽に作ることができます。
生地には新鮮な卵を使い、クリームは固めに立てるのがポイント。
27×27cmの天板用レシピですが、ほかのサイズ別の分量・焼き時間、型についてなどは、URLからブログ記事へどうぞ。
★材料
(5人以上分)
A卵
M3個 (160~170g)
Aグラニュー糖
60g
A薄力粉
50g
B生クリーム
100cc
Bグラニュー糖
10g
Bキルシュ
2.5cc(小さじ1/2)
Cいちご
1パック
Cキウイ
1個
Cバナナ
1/4本
★作り方
(30分~1時間)
1.
【下準備】
○薄力粉をふるっておく
○型に合わせて敷き紙を敷いておく
○オーブンを200度に予熱し始める
2.
【Aで生地を作る】
卵と砂糖をボウルに入れて軽くほぐしてから、50度程度の湯煎で温めながら低速で泡立てる
→泡立てるボウルには水分や油分が1滴もついていないきれいで乾燥させた状態のものを使う
3.
ボウルの中が35程度まで温まったら湯煎から外し、生地を持ち上げて垂らした時にリボン状に跡が残るようになるまで高速で泡立てる
4.
リボン状に跡が残るようになったら、低速で1分立てて、大きな気泡を抜く
→この作業をすることでキメが細やかになる
5.
薄力粉を再度ふるいながら一度に入れ、ゴムベラで側面と底からこすりあげるようにすくって返すと言う作業を繰り返し、粉気がなくなり、更にさらっと流れ落ちるようになるまで混ぜる
→右上側面からへらを入れて左下を通って底からすくうようにむこう側へ返し、左手でボウルを手前に回す(右利きの場合)
→約20回程度で粉が見えなくなるので、更に倍の回数混繰り返し混ぜる
→混ぜが足りないときめ細やかでしっとりしたスポンジにはならないので混ぜ方を練習
6.
生地をすくった時にさらりと流れ落ちるようになり、つやが出てむらがない状態まで混ざれば、やや高めの位置から型に流し入れる
→ボウルの側面の生地もきれいに掃って入れるが、ゴムベラに残ったものは焼きムラの原因になるので入れないよう注意
7.
生地を型の四隅まで広げてカードで表面を平らにならし、型を持ち上げて底を軽くとんとんと叩いて大きな気泡を抜いたら、200度に予熱したオーブンに手早く入れて9分焼き、上面に均一に焼き色がつき竹串を刺しても生地がつかなくなれば取り出して冷ます
→下火が強く底面に焼き色がつく場合は、下火を調節したり、天板を2~3枚重ねて対応
8.
【Bのクリームを立て、Cのフルーツはカットする】
生地の粗熱が取れたら乾燥しないようにラップなどで覆っておき、フルーツはカットし、冷えた生クリーム・グラニュー糖・キルシュはボウルに入れて8~9分立てのしっかりめに泡立てる
9.
新しいオーブンシートを型の大きさくらいにカットし、その上に、敷き紙を外して焼き色がついた面を下にした生地を置いてから、巻き終わりの端を斜めに切り落としておく
→端を切り落とすのは巻き終わりの段差をなくすため
→焼き上がりにしっとりさが足りなかったなどひび割れが怖い場合はナイフで浅く2cm間隔で筋を入れる
10.
クリームを手早く隅まで塗り広げ、その際巻き始めは巻きやすいよう、また巻き終わりにはクリームがはみ出さないよう、巻き始めと巻き終わりの部分は2cmずつ塗らないようにする
→時間をかけて何度も塗りなおすとクリームがぼそぼそになるので注意
11.
断面を考えながら、カットしておいたフルーツを並べる
12.
生地の手前から2cm程度を敷き紙ごと持ち上げ、指先で中に折り込むようにして芯を作ってから、巻きすの要領で巻いていく
13.
巻き終わりは底面にシートをカードで押し込んで形を整え、冷蔵庫で数時間落ち着かせ、温めたナイフで切り分ける
14.
【保存・期限】
冷蔵保存で、翌日まで。
フルーツが入っていない場合は、当日中に切り分けてラップで隙間なく包み、更にジップロックに入れて空気を抜き、金属製のバットに乗せれば冷凍することも可、1週間~10日程度。
食べる際は冷蔵庫内に移して解凍。
完全に解凍させるより、半解凍程度で食べたほうが水分の分離を防げる。
粉を加えたら、さらっと流れ落ちるまで底からしっかりと混ぜること。
フルーツを加えない場合は、クリームの材料を1.2倍にしてください。
食べる度に子供たちが絶賛してくれるおやつのひとつです^^