60代前半に若くしてこの世を去ったオハイオの義母(ママ)の得意だった料理です。
ママは お料理が得意ではなかったので、スパイスを殆ど使わず、基本塩こしょう、ケチャップで味付けしていました。
私なりに試行錯誤を繰り返し、スパイスや調味料をプラスし、数年かけて完成したレシピです。作り方の手順は変えず、彼女の作るミートローフに必ず入っていたオートミールを忘れないように加えます。
アメリカのおふくろの味は、これからも我が家にずっと残していきたいと思っています。カンフォートフード。心も体も癒してくれる一品です。
★材料
(5人以上分)
牛ひき肉
450g
豚ひき肉
150g
玉ねぎ
1個
パセリ
みじん切りしたもの 1/4カップ
パン粉
1カップ
クイックオートミール
120㏄
牛乳 または 豆乳
1/2 カップ
たまご
2個
市販のフライドオニオン または 乾燥オニオン
1/3 カップ
シーズニングソルト
小さじ2
ウスターソース(中濃でも)
大さじ1
市販のてりやきソース
大さじ1
トマトソース
120㏄
ホットソース
小さじ1/2
トマトケチャップ
80㏄
トマトソース
60㏄
★作り方
(1時間以上)
1.
玉ねぎは細かいみじん切りにし、パンは牛乳に浸しておく。
2.
大きいボールに肉を加え、1とホットソースまでの材料すべてを加え手で良くもみこむようにして混ぜる。
3.
粘り気がでるくらいまで混ぜたらローフ型に入れるか、耐熱皿に入れて、フリーハンドでナマコ型に成型する。
4.
ソースの材料(トマトケチャップからスイートチリソースまで)をボールに入れ、スプーンで良く混ぜておく。半分の量をミートローフの上にまんべんなくなくかける。
5.
華氏350度、摂氏180度に温めたオーブンで40分くらい焼いたところでローフ型から出し、残りのソースをかけて、さらに焼く。
上から ぱらぱらと ドライオニオンをふりかける。
⁂注:型からひっくり返して出すとき肉汁が散ることがあるので、くれぐれも火傷をしないように気をつけて。
型を使わず手で成型した場合は、そのまま上にソースをかける。
6.
合計1時間くらい焼いたらできあがり。
*中心に串をさして、透明な肉汁が上がったら中まで火が通っています。
にんじんのグラッセやマッシュポテト、コーンポタージュを添えて 召し上がれ~
好みでにんじん、ピーマン、セロリのみじん切りを、サラダオイルかバターで炒めたものをプラスしてもおいしいです。また 玉ねぎもハンバーグを作る要領で炒めても良いですが、炒めなくてもおいしくできます。
アメリカでは市販のフライドオニオンが売られていて、手元にあるととても便利です。無い場合は、乾燥オニオンで代用します。
ソースは ウスターソース、中濃ソース、お好みソース、どれでも使えます。照り焼きソースが無い場合は、だし醤油や甘めの醤油を加えても良いです。
スイートチリソースは 無くてもおいしく仕上がりますが加えることで より日本人の口にあった味になるような気がします。
タイ、中国、ベトナムなど、いろいろな国のものが販売されています。
自分でシーズニングソルトが作れます。しお、こしょう、セロリソルト、ガーリックパウダー、オニオンパウダー、少量のパプリカと微量の砂糖とコーンスターチを瓶に入れて降り混ぜます。
亡き義母のミートローフです。夫が疲れている時、ストレスが溜まっている時、作ります。元気のため、笑顔のために。
今日も一日お疲れさま。明日も一緒に頑張りましょう!義母の懐かしい声が聞こえる気がします。