だんだん季節が秋めいてくると、温かい汁ものがおいしく感じられます。
とくに豚汁は具だくさんで栄養のバランスが満点の一品です。
これだけあれば、主菜は軽めで大丈夫。
多めに作っておいて、二日目も食べたいですよね。
具は冷蔵庫の野菜室に入っているものなんでも使ってOKですが、ごぼうだけは入れてほしい。
ごぼうを入れることでぐっとうま味が増します。
★材料
(4人分)
豚バラ肉
100g
大根
100g
にんじん
40g
ごぼう
40g
里芋
150g
長ねぎ
1/2本
だし汁
700cc(2と1/2カップ)
味噌
大さじ3(50g)
七味唐辛子
少々
★作り方
(15~30分)
1.
大根は皮を厚めにむき。3~4ミリ幅のイチョウ切りにする。
2.
にんじんは皮をむき、3~4ミリ幅の半月切りにする。
3.
ごぼうは皮をこそげ落とし、3~4ミリ幅の斜め切りにし、さっと水にさらしてざるに上げて水気をきる。
4.
里芋は皮をむき、5~6ミリ幅の輪切りにする。
5.
長ねぎは小口切りにする。
6.
豚肉は2~3センチ幅に切り、熱湯でさっとゆでてざるに上げ水気をきる。
7.
鍋に長ねぎ以外の野菜と豚肉を入れてだし汁を加え、強火にかけて沸騰したらアクを取り除く。
8.
ふたをして火を中火に変えて12~13分煮る。
9.
野菜が柔らかく煮えたらねぎを加えいったん火を止めて、小さなボウルに煮汁少量を入れて味噌を溶き鍋に戻し入れる。
10.
再び中火にかけ沸騰寸前になったら火を止め、椀に盛り七味唐辛子をふる。
野菜は同じような幅に切って火の通りを均一にします(里芋は火が通りにくいので、少し厚めに切る)。
ごぼうは包丁の背やアルミホイルの丸めたものなどで軽くこすって皮をこそげ落とします。
ごぼうの皮の近くにうま味があるのであまりきれいにこそげ落とさず、軽くこそげるようにします。
今のごぼうはアクがあまり強くないのでさっと水にさらすくらいで、ざるに上げてみずけをきります。
長く水にさらしすぎるとごぼうのうま味が流れ出てしまいます。
豚肉はぜひ脂身の多いバラ肉を使ってください。
脂身からうま味がでます。
そのまま煮るとと脂っぽくなるので、さっと熱湯で湯通ししておくと出来上がりが脂っぽくなりません。
熱湯に切った豚肉を入れて10~20秒ほど、豚肉の色が変わったくらいで取り出し水気を切ってください。
味噌を入れてから煮汁を沸騰させると、味噌の風味が飛んでしまうので、いったん火を止めて煮汁を小さなボウルに入れて溶いた味噌を戻し入れてからもう一度中火にかけ、沸騰する直前で火を止めます。
和食で汁ものに香りや風味を添えるために、食べる直前に少量そえるものを「吸い口」といいます。
七味唐辛子を吸い口に使いましたが、粉山椒などでも美味しくいただけます。
汁ものの好きな夫。飲んだ後の豚汁はたまらないようです。