イギリスには、日本人にとって「なんじゃこれ!?」と思う根菜が沢山あります。見た目がカワイクない場合が多いので、なかなか手を付けられずに素通りする人も多いでしょう。
これらの野菜はイギリス人にとっても主役になることは少なく、たいていは肉料理などの添え物として茹でられたりマッシュされたり、あるいはスープにされます。
冬が近づくとこれらの野菜も美味しくなるので、全部まとめて和風だしで炊いてみました。”けんちん汁イギリスバージョン”です。これにお味噌を溶き入れても美味しいです。
★材料
(4人分)
セルリアック
1/3個(200g)
かぶ
2~3個(200g)
スウェード
1/3個(200g)
パースニップ
1本(150g)
スイートポテト
1本(150g)
だし
800ml
酒
大さじ2
塩
小さじ1/2
しょうゆ
小さじ1/2
みりん
大さじ1/2
ねぎ
2本
おかか
少々
ホワイトビネガー
少々
★作り方
(15~30分)
1.
セルリアックは皮を厚めに剥き、1.5cm角に切り、ビネガー少々を入れた水に5分程度さらす。その後ざるにあけて水気を切っておく。
かぶ、スウェード、パースニップ、スイートポテトも皮を厚めに剥き、1.5cm角に切っておく
2.
鍋にだしを沸かし、調味料を加える。
セルリアックを入れ約10分程度茹でる。続いてかぶ、スウェード、パースニップを加え、更に5分程度茹でる。途中アクは丁寧にすくって捨てること
3.
最後にスイートポテトも加え、柔らかくなるまで約5分火を通したら、できあがり。器に盛り、おかかと小口切りにしたねぎを添えてどうぞ
アクが強い野菜もあるのですが、水にさらせば変色も防げます。きんぴらや天ぷら、ローストにすると、甘味や独特の香りが出て、美味しいですから、出番を作ってあげたいな、と思っています。
イマイチ味が決まらなかったのですが、おかかとねぎの薬味をのせたらキマリました。薬味って重要です。念のため、こういうときのだしは、(インスタントではなく)こんぶとかつおでちゃんと取って下さいね。
イギリスの根菜がこんなに美味しくて、和風になるのは驚き!!