牛肉の黒胡椒ビール煮 ヴェストファーレン風

牛肉の黒胡椒ビール煮 ヴェストファーレン風
  1. 2
    おいしそう!

料理紹介

ひと鍋で作れる簡単ドイツ料理です。
ドイツ風さっぱりシチューという感じでしょうか。
牛肉を玉ねぎと一緒にブイヨンでやわらかくなるまで煮て、
最後にレモン汁とビールで味を引き締めます。

黒胡椒のピリピリした刺激と牛肉の旨味、
ところどころに香るスパイスが、いかにもドイツの家庭料理らしい
素朴な味わいです。

日本ではあまり馴染みのない味の組み合わせかもしれませんが、
実際食べてみるとじんわりしみるそのおいしさにびっくりします。

★材料

(4人分)

  • 牛肉 (カレー・シチュー用)

    500g

  • 玉ねぎ

    2~3個

  • マッシュルーム

    適宜

  • 牛脂 または ラード (なければ普通の油でも

    2片 または 大さじ1くらい

  • にんにく

    2片

  • [A] ビーフストック (または市販のブイヨンを水で溶いたもの)

    600cc

  • [A] ビール

    50cc

  • [A] ローリエ

    2枚

  • [A] クローブ(丁字)

    2本

  • [A] 粒黒胡椒

    10粒

  • [A] 砂糖

    ひとつまみ

  • [B] パン粉

    大さじ3

  • [B] ケイパー

    大さじ1

  • [B] レモン汁

    大さじ1/2

  • [B] ビール

    50cc

  • [B] 塩

    適宜

★作り方

(30分~1時間)

  1. 1.

    牛肉は常温に戻し、ややきつめに塩・胡椒 (分量外)する。
    玉ねぎは1cm幅にスライス、マッシュルームも石突を取って
    スライスする。にんにくは包丁の腹で潰しておく

  2. 2.

    大きめの鍋に牛脂またはラードとにんにくを熱し、
    1. の牛肉を強火でこんがりと焼く。
    全面に焼き色が付いたら玉ねぎを加え、それが茶色がかったら
    マッシュルームも加えて炒め合わせる。

  3. 3.

    2. に[A]を入れてアクを取り、塩少々 (分量外)を振ったら
    肉がやわらかくなるまで弱火で煮込む。

  4. 4.

    仕上げに[B]を加えてとろみと味を付け、適宜、塩を加えて
    味を調えたら出来上がり。

★ワンポイントアドバイス

◆煮込み時間を短縮したい場合は圧力鍋を使っても。
 (普通のお鍋で煮込む場合は、水分が足りなくなったら
 その都度少し足して下さい。)

◆最初のビールはお肉柔らか効果、後のは風味付けを狙ってみました。
 いずれもお好きなものを使えばOKです。

◆パン粉でとろみを付けますが、水溶き片栗粉やコーンスターチと
 併用しても構いません。

庭乃桃さん

庭乃桃さん

料理・食文化研究家。女子栄養大学 食生活指導士。ご飯がすすむ毎日のおかずから、ひと鍋で作れる本格欧風料理、日本の食卓にもなじむスパイス&ハーブのレシピまで幅広くご紹介しています。 2020年、欧州連合(EU)の食品・飲料プロモーション「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、季節のオリジナルレシピの開発・監修を担当。 柏書房より、ヨーロッパの食と歴史をレシピと共に紹介した『おいしく世界史』も発売中。