子供の頃、病気で体力が低下すると、決まって母が作ってくれた雑炊です。骨付き鶏肉で丁寧にスープを取って作っているので、炊き込みご飯同様に、夕飯の献立として加えられるボリュームのあるごはんものです。
★材料
(3人分)
手羽中
7~8本
酒
100ml
白米、洗って水きり
1合
大根、皮を剥き細かく刻む
2~3cm
人参、皮を剥き細かく刻む
4~5cm
メークイン、皮を剥き細かく刻み流水でぬめりを落とし水切り
小1個
干ししいたけ、戻して水分を絞り細かく刻む
2枚
顆粒鶏ガラスープの素
小さじ2~3
韮、細かく刻む
1/2束
醤油
少々
化学調味料
適宜(オプショナル)
ポーチドエッグ、もしくは生の卵黄
2個
★作り方
(30分~1時間)
1.
鍋に手羽が浸かる程度の湯を沸かす。ぐつぐつ沸騰してきたら手羽を入れ、菜ばしで手羽をゆすって洗うようにしながら4~5分ボイルする。ざるにあけ、流水で綺麗に洗う。同時に鍋の汚れも洗剤で綺麗に洗う。
2.
鍋に手羽を戻し、酒と水1リットル程度を加え火にかける。煮立って来たら火を弱めて蓋をし、30~40分煮る。手羽はざるに取り出して水切りし、手で触れるところまで冷めたら、皮を処分し、骨から身を外し割いておく。骨は処分する。
3.
手羽をボイルしたストックは上質のキッチンペーパーで漉し、余分な脂を取り除いて、800mlを雑炊用に取っておく。量が足りない場合は湯を足す。
4.
鍋に米、大根、人参、しいたけを入れ、鶏ストック(800ml)と鶏ガラスープの素を加え火にかける。煮立って来たら火を弱め、お米が柔らかくなるまで蓋をせずに煮る。
5.
鶏のほぐし身と韮を加え、醤油、化学調味料(オプショナル)で味を調える。丼に盛り、ポーチドエッグまたは卵の黄身をトッピングする。
水分の多い雑炊が好みであれば、ストックの量を追加します。その場合は顆粒スープの素も、味身をして必要であれば追加します。
暑かった夏の終わり。老父の消耗した体力と、冷たいものの飲みすぎて疲れた胃をいたわる一品は、美味しかったみたいです。久しぶりにおどろく程の量を平らげてくれました。