4月になると、土から顔を出し旬を迎える『タケノコ』
しかし、生のタケノコは、ぬかと唐辛子で炊いていき、冷まして皮を剥きの下処理をするとなると、とても時間がかかります。(生のタケノコは味はとても美味しい)
そこで、どうしてもタケノコご飯が食べたい時は、たけのこの水煮を使用する方法があります。
たけのこの水煮は、保存を長くする為に、加工がされていますが、ぬめりを流水で洗い流す事によって、生のタケノコと同じ様な味わいになります。
★材料
(4人分)
たけのこの水煮
200g
油揚げ
2枚
生米
2合
☆水
300㏄
☆出しの素
小2
☆酒
大3
☆薄口醤油
大1
☆塩
小1
☆砂糖
ひとつまみ
山椒
適量
★作り方
(30分~1時間)
1.
生米を2合、水で研ぎ、ザルにあげて水を切ります。
2.
タケノコの水煮は、流水で良く洗い、割りばしなどで白い粉を取ります。
3.
タケノコを3等分に切り、軸は3㎜幅位に、穂先は5㎜幅位に切ります。
4.
油揚げは2枚重ねて、半分に切り、1㎝幅位に切ります。
5.
おかまに研いだ米、☆の調味料(だし汁・酒・濃口・塩・砂糖)を入れ、一旦スプーンなどで混ぜて平らにします。その後に、タケノコ→油揚げの順に入れ、再び平らにします。
6.
30分以上置き、スイッチを入れます。
7.
炊きあがったら15分位蒸らし、全体を混ぜます。
8.
器に盛り、お好みで木の芽やネギを乗せたら完成です。
◆たけのこの内側にある白い粉は、『チロシン』と呼ばれる、アミノ酸の1種です。
『チロシン』には、うつ病・認知症・パーキンソン病などの予防効果があります。
また、特別にえぐみを感じるものではなく、味も変わりません。
見た目に非常に気を遣う場合などは、取り除く事がありますが、基本的にはそのまま食べた方が良いです。
◆たけのこは、軸の方をやや細めに、穂先はやや大きめに切る事によって、仕上がりを均等にすることが出来ます。
しかし、あまりにも太さが違い過ぎると、見た目にバラつきが出てくる為、注意が必要です。
◆調味料を入れ、表面がデコボコした状態で炊くと、炊けている所と炊けていない所が出てきます。
その為、炊き込みご飯に限らず、ご飯を炊く場合は、表面を平らにする事をオススメ致します。
◆30分以上置く場合は、今回の様に、すぐに炊き込みご飯を作る場合です。
前日、あるいは、1時間以上前に米を研ぎ、水に浸しておく場合は、充分にお米に水が吸収されている為、30分も置かずに、すぐにスイッチを押しても大丈夫です。
◆炊きあがった直後の米は、水蒸気がまだ逃げ切っていない為、水分が残っている場合があります。
その為、保温状態にし、15分位蒸らす事によって、余分な水分が飛び、ふっくらとしたお米に仕上がります。