カルボナーラは日本では一番有名なパスタ料理といっても過言ではないかと思います。日本で簡単に手に入る食材でパスタの茹で時間内で出来てしまう料理ですが、味は本格的なイタリアンでどんな方にも喜ばれる料理だと思います。
この料理の発祥地はイタリアの首都ローマのあるラツィオ州。このパスタの名前の由来は実にユニークです。炭焼人(イタリア語でCarbonara)が仕事の合間にパスタを作ったら、手についた炭が落ち、おそらくこんなパスタ料理が出来るのではないかというように、黒コショウをたっぷり使ったパスタ料理です。また、この料理はおそらく第二次世界大戦あたりに作られたものと考えられています。戦争中、卵とベーコンをアメリカ軍から配給されていたイタリア人達がその材料を元にこの料理が誕生したものと言われています。
★材料
(1人分)
ベーコン
100グラム
卵
1つ
パルメザンチーズ
50グラム
塩
少々
コショウ
かなり多め
オリーブオイル
少々
★作り方
(15~30分)
1.
パスタを茹でる。パスタを茹でている間にフライパンでベーコンを少し焦げ目がつくまで炒める
2.
ボールに卵を割り、しっかりかき混ぜたらパルメザンチーズ、塩、多めのコショウを入れ混ぜ合わせる。
3.
パスタが茹で終わったらざるにあげ、水気を切り、パスタを茹でていた鍋に戻し炒めたベーコン、2を入れ、弱火で混ぜ合わせる。少しクリーミーな半生卵になったら出来上がり。
日本でも最近「イタリア人が作るカルボナーラはクリームを使用しない」といわれているようですが、実際は作る人、またはその人の出身地などによっても違いがあると思いますが、本格的なレシピでは卵を使用しません。また、本当のカルボナーラのレシピはベーコンではなく、豚の頬肉の塩漬け(グアンチャーレと呼ばれるお肉)を使いますが、
イタリアでもベーコン(イタリアではパンチェッタと呼ばれています)を使用することが多いようです。