屋久島は今、特産品のたんかんが収穫の時期を迎え
農家さんは毎日大忙しです。
たんかんとは、ご存知ぽんかんとネーブルオレンジをかけあわせた柑橘です。
そのまま食べても、調理しても美味しく
お料理にとても活躍する果物です。
屋久島ヴィータキッチンでは、ジャムにしたり、果汁でドレッシングやパスタソース
もちろんスイーツにもと出番が一番多い素材です。
今回は、そのたんかんをつかってジャムを作り、
そこからお肉のソースまでアレンジしてみたいと思います。
★材料
(5人以上分)
たんかんMサイズ
1㎏(8個ほど)
グラニュー糖
500g
重曹
小さじ1/2
ホタテの焼成パウダー
小さじ1/2
★作り方
(1時間以上)
1.
水をはったボールにたんかんを入れ、ホタテの焼成パウダーを溶かし30分ほどつけておきます。
2.
ゴム手袋をして、たんかんをよく水で流します。このときへたをとります。
3.
鍋に水を張り、たんかんをまるごといれて沸騰してから10分ほどで火を止めます。
4.
たんかんを鍋から出して、水で冷やし、1/2にカットして、果肉と皮に分けます。
5.
大きめの鍋にお湯を沸かし、重曹小さじ1を入れ、沸騰したら果肉を入れしばらくすると泡立ってきますので、吹きこぼれないように火加減を調整して、5分ほどしたら果肉だけすくってざるにあげます。これで薄皮をはずすことができます。
6.
重曹が入った鍋に、さらに皮を入れ5分ほど煮たらざるにあげます。
7.
果肉とグラニュー糖を鍋の中でよく混ぜ、火にかけます。実と水分(シロップ)に分かれますので、いったん火を止めてまたざるでこし、果肉とシロップに分け、シロップだけを鍋に戻し2/3程になるまで中火で煮詰めまて火を止めます。
8.
7の果肉と1/2の皮をフードプロセッサーでなめらかにします。
9.
7の煮詰めたシロップの中に、8のフープロで滑らかになった果肉と皮を加えとろみがつくまでよく混ぜたら完成です。
★工程はたくさんありますが、どれも難しい技はありません。
★ホタテの焼成パウダーは強アルカリ性で、果皮の小さな穴の中まで汚れを落とします。素手で触ると手が荒れますので必ず手袋を使用しましょう。
★柑橘類の薄皮はペクチンで、アルカリ性で加水分解するので、重曹を入れたお湯でにることできれいにむくことができます。