しっとり感を出すために蜂蜜と牛乳、みりんも使います。卵は共立てや別立て法などがありますが、その別立て法ともちょっと違う方法で、ふんわりしっとり、たった4個の卵で18cm角のカステラが出来ます。
粉類を先に卵黄生地に混ぜておくことにより、パサつかないしっとりふんわりカステラが作れます。
卵黄
4個
◆てんさい糖(三温当でも可)
60g
@牛乳
60cc
@蜂蜜
大さじ2
@みりん
大さじ1
▲レモン汁(ライム可)
大さじ1
▲キャノーラオイル
大さじ3
●強力粉(ビギナーさんは半分量薄力粉に)
100g
●ベーキングパウダー
小さじ1
卵白
4個
片栗粉
大さじ1
■てんさい糖(三温当でも可)
60g
1.
18cmの角型の底と側面5cm高さの紙を敷きます。
@を合わせ、温めて人肌位にし蜂蜜を溶かし混ぜておきます。
卵黄に◆を入れハンドミキサーで泡立てマヨネーズ状にします。マヨネーズ状になるまで3分くらいはかかります。ここで卵黄もしっかりあわ立てると生地がふんわりします。
そこに@と▲を入れて●を篩い入れたら、ハンドミキサー極弱でダマがなくなるまで混ぜます。
2.
卵白に片栗粉を(篩わずに)入れてからハンドミキサーで泡立て始める。ふんわりしたところで■の砂糖の1/3量を入れ、さらに泡立てます。
残りの砂糖も2回に分けて入れ、その都度泡立てて、角(つの)が立つ強いメレンゲを作ります。
(中央部分よりも泡の周囲部分を重点的に泡立てると全体が強い泡になります)
3.
メレンゲに角が立って重たい感じになったら、卵黄生地をメレンゲ生地のボウルにすべて空け入れる。
ゴムベラで切るようにしながら、混ざっていない生地を底からすくい上げ、2種の生地を混ぜ合わせます。 色が均一になるまで、出来るだけ泡を消さないように丁寧になおかつ手早く混ぜます。
白いメレンゲの玉がなくなったら生地混ぜ合わせの完了です。
4.
生地が混ざり合ったら、その生地を高いところから落とし入れるように残さず型に流し入れ、表面を平らにします。
170度に余熱しておいたオーブンの中段に入れ 170度で40~45分焼きます。
竹串を中心の底まで刺してみて何もつかなければ
焼き上がりです。
上面の焼き色はやや濃い目が美味しいです。
5.
あら熱が取れたらカステラの表面にブラウンシュガー(大さじ1)と湯(大さじ1)を混ぜ合わせたシロップをハケで塗ると表面がしっとりします。
焼きたてからすでにしっとりしたカステラです。
寝かせなくても美味しいのですぐに召し上がれます。
メレンゲを泡立てる時に、片栗粉またはコーンスターチを入れてから泡立て始めると泡立ちが早くなります。
卵黄生地とメレンゲ生地を混ぜ合わせる時に、生地をたたいたり、乱暴に混ぜたりしないようにします。
ゴムべらを使い底から混ざっていない生地を丁寧にすくい上げ、表層部分でくるくる回してなじませます。
なじんだらまた底から生地を上にすくい上げて同じように混ぜて生地を均一にします。
さらに溶かしバター大さじ1を▲と同時に入れるともっと香りよく美味しくなります。
お試しくださいね。
離れて暮らす父の病状が悪化した時に私のカステラが食べたいという父に作ったのが最後となりました。一口食べ、涙して微笑んでいた父の姿が忘れられません。最後に喜んでもらえたのが何より嬉しかったです。