王室から一般庶民まで、16世紀から愛されてきたスコットランドの伝統的なスープ。一説にはウェールズのスープとも言われています。
しみじみとおいしいこのスープ、寒い季節にうってつけです。
この手のスープは牛スネ肉やトリ肉などでストックをとり、肉はメインディッシュとして、残りをスープとして供されていました。
ところでこのスープ、プルーンが入るんです。
そう聞くと、えっといぶかしんでしまいそうですが、プルーンが入ることでぐっとコクと旨みが出ます。
言われないとプルーンとは分からないでしょう。昆布とか干しシイタケとか、そんな感じに近いかもしれません。
★材料
(2人分)
鶏肉(ぶつ切り)
175g(6oz)
長ネギ
約1本(175g/6oz)
チキンストック
600ml(1pint)
プルーン
3個
パセリ
1枝
塩
適量
コショウ
適量
★作り方
(30分~1時間)
1.
長ネギは2.5cm程度幅の斜め切りにし、白い部分と緑の部分に分けておく。パセリは葉と茎の部分に分ける。鶏肉は肉からはみ出した余分な皮をとり、大きめの一口大に切る。
※鶏肉は1人2ピースが目安。
2.
鍋に鶏肉、長ネギの白い部分、チキンストックを入れ、ふたをし、とろ火で20分火にかける。
3.
手があいているときにパセリをみじん切りにし、プルーンを半分に切る。
※プルーンは種があれば、取り除く。
4.
長ネギの緑の部分とプルーンを入れ、ふたをし、さらに15分とろ火にかける。
5.
パセリの茎を取り除き、塩・コショウで味を調え、器に注ぎ、パセリのみじん切りを散らす。
チキンストックは顆粒や固形でOK。分量の水に顆粒や固形を加えてください。その場合、顆粒や固形はスープとして必要な量の半分程度を使います。
鶏肉はぶつ切りを使用。水炊き用などとあるものが適しています。(東京では、水炊き用と銘打った、骨付きのぶつ切りの鶏肉をあまり売っていないような。。。)
4のプロセスにかかる前、5の仕上げの前にふたを開けるついでに、アクがあればとりましょう。
あまり神経質になる必要はありませんが、そうすると濁りのないスープになります。
コッカリーキは鶏肉だけでなく牛肉も材料として使うレシピもあります。ですので、このレシピでは入れていませんが、お好みで牛スネ肉を加えてもよいでしょう。
余談ですが、コッカリーキのコの発音、
便宜上、コとしましたが、コとカの間の音、
カのように口を大きく開けてコと発音するとよいかと思います。