別名、Miner's Soup(炭坑夫のスープ)。ウェールズの炭坑夫が仕事に出かけないとき、ガーデニングをしており、野菜も栽培していたようで、その自分で育てた長ネギやキャベツを使って作っていたのがこのスープです。ウェールズを代表する料理のひとつでもあり、今では、このスープを供するマナーハウスもあるようです。
非常に素朴でシンプルなスープ。スープというより、具がたっぷりで野菜の煮込みのよう。これをメインにあとはソーセージなどで済ますのであれば2人分で十分。
このスープのほかにメインの料理があるのであれば4人前といったところです。トーストによく合うので、朝ごはんでもいいかもしれません。
チーズ(チェダーチーズ)をおろしていただくのもおすすめです。
★材料
(2人分)
キャベツ
300g
長ネギ
1本(150〜200g)
タマネギ
1/2個
水
400ml
固形ブイヨン
1個
塩
少々
胡椒
少々
★作り方
(30分~1時間)
1.
キャベツは白い芯を切り取り、2cm角に切りながら鍋に入れる。白い芯は薄く切り、鍋に入れる。長ネギは2cm幅に切り、タマネギは薄切りにして鍋に入れる。
2.
1に水と固形ブイヨンを入れ弱火にかける。
3.
沸騰したらとろ火にしてふたをし、約20分煮る。途中、ときどきかき混ぜる。
4.
塩・胡椒で味を調える。
本来は、キャベツはサヴォイキャベツ、長ネギはリークを使います。長ネギが入るあたりがウェールズだなぁと思います。長ネギは、リークの代替となるよう、白ネギのなるべく根元の白いところ、ベタベタしていない部分を使いましょう。
私はこのスープの具をラーメンにのっけて食べたりもします。ごちそう疲れしたときの、胃にもやさしい一品です。