マデイラ・ケーキと呼ぶものの、マデイラワインは入っていません。
もともとは19世紀にマデイラワイン、または甘いワインのお供に食べられたようですしかも朝食に食べられるのがベストとされていたとか。
現在ではティータイムのお菓子。
ちょっとオールドファッションな趣もまたよし。
このケーキ、イギリスの典型的なケーキ、ヴィクトリア・サンドイッチなどに比べると薄力粉の割合がぐんと多い。
そのため、特に作り立てはしっとりというよりは、粉質がやや強いばさっとした感じが勝ったケーキで、ミルクティーが進むこと進むこと。
粉類を入れたあとは、混ぜる手がずんと重くなり、型に入れるときもとろっというのではなく、ぼてっと生地を落とす感じです。
直径18cmのケーキ型1個分です。
★材料
(5人以上分)
バター
145g
グラニュー糖
145g
卵
4個
薄力粉
275g
ベーキングパウダー
小さじ2 1/2
レモンの皮をおろしたもの
1個分
レモン汁
大さじ3
★作り方
(1時間以上)
1.
薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。卵をときほぐす。レモンの皮をおろし、レモン汁を搾る。
※レモンの皮をおろしたものと搾り汁は一緒にしておいてよい。
2.
ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでやわらかくする。グラニュー糖を加え、軽く白っぽくなるまでさらにかき混ぜる。1のふるった薄力粉とベーキングパウダーを少し入れ軽く混ぜ、卵を3回に分けて入れ、混ぜる。
3.
ふるった薄力粉とベーキングパウダーを入れて混ぜ、レモンの皮をおろしたものとレモン汁を加えてさっくりと混ぜる。
4.
生地を用意しておいた型に流し入れ、表面をならす。
5.
180℃のオーブンで1時間焼く。表面に焼き色が付き、生地がかたくなったらOK。
6.
オーブンから取り出したケーキは型に入れたまま10分以上そのままにしておき、その後型から出し、網の上で冷ます。
下準備
*バターを室温でやわらかくしておく。
*型にバター塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
レモン汁は、皮をおろしたあとのレモンを搾って、もし足りなければ、わざわざ新たに搾らずとも市販のものをプラスすれば十分です。