サリー・ラン【Sally Lunn】

サリー・ラン【Sally Lunn】
  1. 2
    おいしそう!

料理紹介

サリー・ラン。
名前だけ聞くとなんだか見当がつきませんが、これ、お菓子の名前。もっと言うと、ティータイム用のパンの名前です。
ニュアンスとしてはフランスのブリオッシュと似たところがあり、でもそれよりもあっさりとした味わい。
食感はやわらかく、発酵させて作るパン菓子です。

サリー・ラン。
そして、これは女の子の名前です。
1680年にフランスからイギリスに渡った少女Solange Luyonが、バースはパン屋で職を得て、フランス風(ブリオッシュ風)のパンを売り出したところ、当時イギリスにはこのようなタイプのパンがなかったことも後押しして、人気を博し、彼女の名前が付けられました。
Solange Luyon/ソランジュ・ルイヨンというのが彼女の名前ですが、イギリス人には発音しづらく、一緒に働いていた人たちは彼女をSally Lunn/サリー・ランと呼んでいて、この名前がついたのです。

直径12cmのケーキ型2個分です。

★材料

(5人以上分)

  • 強力粉

    450g

  • インスタント・ドライイースト

    小さじ2

  • 小さじ1

  • グラニュー糖

    大さじ1

  • バター

    30g

  • 1個

  • 牛乳

    250ml+適量

★作り方

(1時間以上)

  1. 1.

    大きいボウルにバターを塗っておく。
    強力粉と塩を合わせてふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。牛乳は人肌程度に温める。
    インスタント・ドライイーストとグラニュー糖を混ぜる。

  2. 2.

    フードプロセッサーに1の粉類とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
    ※フードプロセッサーが小さい場合は、適度な量の粉類とバターを回し、その後でフードプロセッサーに入らなかった粉類と合わせる。

  3. 3.

    ボウルにあけ、インスタント・ドライイーストとグラニュー糖を合わせたものを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
    卵をときほぐし、くぼみに注ぎ、1の温めた牛乳も入れる。

  4. 4.

    生地をこねる。最初はべたべたするが、だんだんまとまってくる。
    生地がボウルにくっつかなくなったら、弾力が出てきて、なめらかになるまで、5〜10分こねる。

  5. 5.

    指で押してしっかり戻るようになったら、バターを塗っておいたボウルに移し、軽くラップをして、暖かい場所で約1時間、生地が2〜2.5倍になるまで発酵させる。

  6. 6.

    生地をひとこね(ガス抜き)し、半分に分ける。
    丸く形を整え、バターを塗ったケーキ型に入れる。
    ※このとき、表面をのばしながらつるっとさせ、下で生地を送り込んでまとめ、その状態で型に入れると仕上がりがきれいになる。

  7. 7.

    軽くラップをして、暖かい場所で約30分、生地が約2倍になるまで発酵させる。
    ※季節にもよるが、それぞれをビニール袋などでふわっと覆い、さらに大きな袋に熱湯を注いだマグカップを一緒に入れると発酵しやすい環境になる。

  8. 8.

    生地が膨らんだら、表面に牛乳を塗り、200℃のオーブンで約30分焼く。

  9. 9.

    粗熱がとれたら型から外し、網の上で冷ます。

★ワンポイントアドバイス

スイート(甘いもの)としてもセイヴォリー(塩気のあるもの)としても食べることができ、軽くトーストして、クリームチーズやジャム、あるいはチーズとハムなどと一緒に食べます。
焼き立てであれば、そのままちぎって食べてもよし。
上部はお菓子で、下部はスナックとして食べるのが正統とされていますが、厳密なルールがあるわけではないので、そのときの気分で食べればいいと思います。
個人的には、クリームチーズとハムをのせて食べるのが好みです。
サリー・ランのやわらかさとほんのりリッチな味わいとぴったり合います。

りこりすさん

りこりすさん

イギリス菓子&料理研究家 食の編集者/ライター、フードコーディネーター“りこりす”がお届けするブログです。 イギリスには住んでいたこともあり、お菓子をはじめイギリスの食のとりこになり、現地に料理コースに通ったことも。 FBページ「イギリス菓子の会」主宰