もう10年近く前になるでしょうか。
アメリカから飛び火してイギリスにやって来たカップケーキ・ムーブメント。
現在、イギリスではカップケーキはブームを通り越し、今や一大産業です。
専門店もいくつもあります。
生地にココアパウダーを加えるのは、食紅だけだと鮮やかな赤色にならないため。色の深みを加えるために不可欠です。
酸を少し加えると味がしまるので、白ワインビネガーで。
レモンだと、ココアパウダーとどうしても喧嘩してしまいます。
このケーキは、なんといっても赤い生地と白いフロスティングのコントラストの美しさが身上。
お祝い事などに使うのもおすすめです。
12個分です。
★材料
(5人以上分)
薄力粉
150g(5oz)
ココアパウダー
10g
食紅
小さじ1
ベーキングパウダー
小さじ1 1/2
バター
50g
グラニュー糖
120g
卵
1個
無糖ヨーグルト
125g
ワインビネガー
小さじ1
バニラエッセンス
2〜3滴
*バター
35g
*クリームチーズ
150g
*粉糖
100g
★作り方
(1時間以上)
1.
バターを室温でやわらかくしておく。
型にケースをおいておく。
オーブンを170℃に温めておく。
2.
薄力粉、ココアパウダー、食紅、ベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。卵をときほぐす。
3.
ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでやわらかくする。グラニュー糖を加え、かき混ぜる。
2のふるった粉類を少し入れ軽く混ぜ、卵を2〜3回に分けて入れ、混ぜる。
※この工程では、ぼそぼそした状態になることがあるが、気にしなくてよい。
4.
残りの粉類を加えてざっくり混ぜ、ヨーグルト、ワインビネガー、バニラエッセンスを入れて混ぜ合わせる。
5.
4のタネをカップに入れ、170℃のオーブンで30分焼く。
6.
ケーキを焼いている間に*の材料(バター、クリームチーズ、粉糖)でフロスティングを作る。ボウルに室温でやわらかくしたバターを入れ、クリーム状になるまでやわらかくする。
クリームチーズ、粉糖を入れ、なめらかになるまでよく混ぜ合わせる。
7.
5のケーキをオーブンから取り出し、型に入れたまま10分以上、そのままにしておき、その後型から出し、網の上で冷ます。
8.
7のケーキの上に6のフロスティングを塗る。
しっかりカップケーキを覆い隠すため、そしてたっぷりめが“らしい”ので、フロスティングはやや多め。
重いと感じられる方は半分〜8割程度で作ってください。