イギリス、とりわけロンドンはコスモポリタンだなぁ、と感じるのは、外国の料理が、ときにダイレクトにときにエッセンスを加えて紹介されているのを見るとき。
このレシピもそう。
夏が近くなると東南アジアにヒントを得たレシピが案内されることが多く、それらをもとに私なりにアレンジしたのがこのサラダです。
そして、このサラダ、作ってすぐではなく、少し時間をおいてから食べる方が、味がなじんでおいしい。
★材料
(4人分)
鶏ムネ肉
200g
白ワイン
小さじ2
紫タマネギ
1/2個
キャベツ
200g
ニンジン
1本(約150g)
ミント(葉)
大さじ3
*グラニュー糖
大さじ1
*醤油
大さじ1 1/2
*ライムの搾り汁
大さじ1 1/2
*ライムの皮をおろしたもの
1個分
*酢
大さじ1 1/2
*赤トウガラシ
1本
*ニンニク
1片
★作り方
(30分~1時間)
1.
*の材料でドレッシングを作る。ライムは皮をおろし、半分にカットし汁を搾る。赤トウガラシは種をとりみじん切りにする。ニンニクはみじん切りにする。
材料をすべて混ぜ合わせる。
※ジャムなどの瓶に入れ、かける前にシャカシャカする。
2.
鶏ムネ肉は皮を外し、耐熱皿におき、フォークで数カ所穴をあける。
白ワインをふり、軽くラップをして、電子レンジに約3分かける。
※鶏ムネ肉はなるべく平らにしておく。
3.
鶏ムネ肉を取り出し、ひっくり返してラップをし、さらに約3分電子レンジにかける。
4.
紫タマネギは薄く切る。キャベツは白い芯の部分をとり、千切りにする。ニンジンは皮をむき、チーズグレイダーの粗い面でおろす。これらの野菜はすべてボウルに入れる。
5.
3の鶏ムネ肉を手でさきながら4のボウルに入れる。
ミントの葉を手でちぎりながらボウルに入れる。
6.
ドレッシングを5にかけ、混ぜ合わせる。
ライムが入るとぐっと東南アジア風になり、そこにミントが加わるとぐっと爽やかに。
そのため、素材そのものは年間を通して入手しやすいものながら、夏にふさわしい。
酢は米酢がベストですが、ここではリンゴ酢を使っています(私が米酢が苦手なので(笑))。
また、醤油の代わりにナンプラーやニョクナムを使えば、いっそう“らしく”なること、請け合いです。
ニンジンは包丁で切ってもいいのですが、チーズグレイダーでおろす方が、表面がざらざらし、味がしみやすく、おすすめです。